倫理にもとる研究の進め方，発表の仕方が大きな社会問題となっています．研究発表の場として，また研究者の交流の場として大きな役割を担っている学術団体として日本生態学会は，研究者と研究を守るために何をする必要があるのかを会員の皆さんと一緒に考えたいと思います．

フォーラムでは，外部から講師をお招きして，いわゆる「研究の不正」や「研究倫理」に関して，（１）何が問題になっているのか，（２）研究者個人はどのように対処できるのか，（３）学会としてどのように取り組むべきなのか，などについて講演いただきます．また，生態学会としての取り組みとして，Ecological Research 編集長の久米篤さんに現状を報告いただくとともに，Population Ecology 誌など生態学会関連の学会誌の編集担当者を招いてパネル討論を行います．もちろん，来場者の質問，ご意見も歓迎します．

なお，本フォーラムはシュプリンガー・ジャパン社の協力を得て，ランチョンフォーラムとして開催します．申し込み方法は，下記のサイトをご覧ください．事前申し込み先着100名の方にシュプリンガー・ジャパンのご厚意により弁当が提供されます： http://www.springer.jp/esj62.php　（2015年１月下旬頃にオープン予定）