| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨
ESJ63 Abstract


企画集会 T02-2 (Lecture in Symposium/Workshop)

“種”のちがいを量る:生物学的種は幻か?

松林圭(九大・基幹教育)

種分化研究においては、どのような基準を持って種を定めるかが必須事項である。種を“潜在的に交配が可能な集団”と定義する生物学的種概念(BSC)は、様々な批判にさらされながらも、もっとも合理的な種の定義として広く使われてきた。本講演では、植食性テントウムシにおいて、実際に野外集団で種の違いを量的に測定した例を紹介し、生物的種概念を野生生物に適用する際の問題点を議論する。また、植食性テントウムシで、複数の近縁種ペアから得られたデータによる系統比較を通して、この“種の違い”がどのように進化するかを示し、生物学的種概念が内包する問題に対する解決策を探る。


日本生態学会