環境産業市場の拡大や最近の新卒採用・キャリア採用の活発化もあり，生態学に関連する専門知識・技術が要求される求人もしばしば見られるようになった．その一方で生態学は，フィールド調査・実験・理論・統計解析等，多様な手法・技術を扱う学問であり，対象や手法が多様で広いがゆえに専門性を活かしたキャリアパスを描くのが難しいという現状がある．これは，2013年度に実施した「生態学者の就職先アンケート調査」の結果で，若手（特に学部卒・修士了）の7割以上が生態学とは関係のない職に就いていることからも言えるだろう．本フォーラムでは，将来，生態学を活かしたキャリアパスを志向する若手に向けて，まず就職活動の心構えや企業の視点を解説する．続いて，生態学に関連する企業を招き，各企業の紹介および担当者との交流会を開催する．

＜全体の進行＞

１. 趣旨説明

２. 専門を活かした職に就くために：企業の視点，若手の心構え等　八代裕一郎（株式会社アカリク）

３. 参加企業によるショートプレゼンテーション（環境コンサル・ベンチャー・メディア・NGO等を予定）

４. 企業との交流会（ブース形式）

（協力：株式会社アカリク）