| 要旨トップ | ESJ63 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨
ESJ63 Abstract


フォーラム U05 -- 3月21日 17:30-19:30 RoomF

アクティブ・ラーニングを考える

主催:生態学教育専門委員会  西脇 亜也(宮崎大・農), 中田 兼介(京都女子大), 平山 大輔(三重大・教育), 三宅 崇(岐阜大・教育)

司会:宮田理恵(神戸女学院中学部高等学部、アンケート担当:平山大輔(三重大・教育)

次期学習指導要領ではアクティブ・ラーニングが重視されますが、生態学会会員の多くはアクティブ・ラーニングについてよく知らないと言う現状があります。生態学教育専門委員会でも、アクティブ・ラーニングについて議論したところ、アクティブ・ラーニングは生徒や学生のモチベーションを上げ、教わった内容の定着度が高い長所がある一方、座学より時間がかかる、多様な教材の準備に手間がかかる、教員の質・やる気に大きく左右されるなどの短所もあるのではないかとの意見も出されました。実際にはどうなのでしょうか?

アクティブ・ラーニングが本格的に導入された場合、「生態」の教育現場でも大きな変化が生じる可能性があると思われます。「生態」分野はアクティブ・ラーニング向きであり、昨年公開した生態教育支援データベースは、アクティブ・ラーニングの教材として有効かもしれません。一方、場合によってはアクティブ・ラーニングの利点を発揮できないかもしれません。

そこで、このフォーラムでは、アクティブ・ラーニングをフラットにとらえ、アクティブ・ラーニングとは何か?生態教育ではアクティブ・ラーニングをどのように扱えば良いのか?について、生態学会員に加えて専門家である、元文科省教科調査官の田代直幸氏と、高校現場でアクティブ・ラ―ニングを実践されてきた鍋田修身氏をお招きして議論したいと思います。

多くの方々のご参加をお待ちしております。

[U05-1] 「アクティブ・ラーニングを考える」の趣旨説明  西脇 亜也(宮崎大学)

[U05-2] 今後の生物教育の方向性と高大連携  田代 直幸(常葉大・教育)

[U05-3] 中等教育現場でのアクティブ・ラーニング  広瀬 祐司(大阪府教育センター )

[U05-4] アクティブ・ラ―ニングの高校現場への導入と進捗の状況  鍋田 修身(島根県立隠岐島前高等学校)

[U05-5] コメント1 アクティブ・ラーニングの功罪  嶋田 正和(東大・総合文化・広域)

[U05-6] コメント2 アクティブ・ラーニングは必要か?  中田 兼介(京都女子大学)


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