| 要旨トップ | ESJ63 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨 ESJ63 Abstract |
自由集会 W29 -- 3月24日 17:00-19:00 RoomB
全ての生物は物理的制約の中で進化してきており、力学的な観点から生物を理解する(バイオメカニクス)という学問は、生物の本質に迫るものである。また近年では、生物の生態について、様々なスケールで、力学的に理解しようというエコメカニクスという新分野も生まれている。しかし生態学会においては、これまで馴染みが薄い分野であった。そこで本集会では、バイオメカニクスやエコメカニクスという学問の意義や価値を広く共有することを目的に、「力学」を軸として植物の形や成長、構造維持を評価してきた講演者たちに、それぞれの研究事例を紹介していただく。集会では、葉レベルから林分レベルまでの幅広い話題を通して、植物バイオメカニクス研究の面白さや、発展可能性について理解を深め、議論したい。
コメンテーター:舘野正樹(東大・院・理・日光植物園)、鈴木覚(森林総研・気象環境)
[W29-1] 趣旨説明
[W29-2] 薄いけど丈夫な葉っぱの秘訣
[W29-3] 樹木幹・枝の力学的”強さ”分布―木の弱点はどこだ
[W29-4] 群落内草本個体の背揃い現象と力学的評価
[W29-5] 振動理論を介した樹木動揺シミュレーション
[W29-6] 林分レベルの風害モデリング
[W29-7] まとめ