| 要旨トップ | ESJ64 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


フォーラム U02  3月15日 14:00-16:00 A会場

生態学者よ、街に出よ!Part 13 企業と生物多様性〜生態学的アプローチで作る持続可能なビジネス〜

可知直毅(首都大・理工),足立直樹((株)レスポンスアビリティ),石川真一(群馬大・社会情報)

 この10年ほどの間に、企業が生物多様性を保全することの重要性はかなり理解が浸透してきた。これは生態系が提供する様々な生態系サービスが企業活動を継続するために必須であるとの理解が進んだことによるものであり、持続可能なビジネスとするために、生態学などの分野の研究者と協働で生態系や生物多様性の保全に取組む企業も増えてきた。
 一方で、生物の形や機能に新しい技術や製品のヒントを得る、いわゆる生物模倣(バイオミミクリ)という考え方を研究開発に応用する企業もあらわれており、このような応用においても生態学分野の知見は今後ますます重要になるであろう。
 こうした二つのアプローチを軸に、今後生態学がビジネスを持続可能にすることにどのように貢献しうるかを企業と考え、議論したい。

以下の3つの取り組みについて関係者の方々にご紹介いただいた後、総合討論をいたします。

[U02-1] カツオの標識調査からわかったこと 杉本信幸(味の素株式会社・グローバルコミュニケーション部)

[U02-2] 「サントリー天然水の森」で行っていること 山田 健(サントリーホールディングス株式会社・エコ戦略部)

[U02-3] 未定 バイオミミクリ(生物模倣)関連企業(交渉中)


日本生態学会