| 要旨トップ | ESJ64 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


フォーラム U03  3月16日 12:30-13:30 A会場

日本のオープンアクセス(OA)出版の現状と今後

主催:Ecological Research編集委員会 責任者:久米 篤(九州大学)

近年,PLOS ONEやScientific Reports,またEcology and Evolution のように,査読された論文を著者あるいはスポンサーが出版料を支払って読者の費用負担無しにWeb掲載するスタイル(オープンアクセス電子ジャーナル,OA誌)の科学雑誌が急増しており,生態学会会員の執筆論文も多数掲載されるようになっています。また,生態学会の英文誌Ecological Researchについても,費用負担の面から現在OA誌化が検討されています。しかし,これまでのような論文出版形式とOA出版には,様々な違いがあるにもかかわらず,そのメリット・デメリットは多くの会員にあまり理解されていないのが現状です。さらに,昨年よりSpringer Nature(SP社)で開始されたSharedIt サービス(論文共有リンク)は,著者が論文をシェアすることをサポートするシステムで,既存の論文出版スタイルも大きく変革されつつあります。そこで,SP社のOA出版と国際的な出版の動向,2014年に新規にOA誌,Progress in Earth and Planetary Science (PEPS)を立ち上げた日本地球惑星科学連合の現状について各担当者に紹介していただき,生態学会としての今後の雑誌出版の将来展望についての議論を行います。来場者の皆さまの積極的な参加をお待ちしております。

なお,本フォーラムはシュプリンガー・ジャパン株式会社の協賛によりランチョンセミナーとして開催します。

[U03-1] Ecological Researchの運営状況と今後 久米 篤(Ecological Research 編集長)

[U03-2] Springer NatureにおけるOA出版と関連するサービス提供について 講演者未定(シュプリンガー)

[U03-3] Progress in Earth and Planetary Science (PEPS)の創刊と運営について 川幡 穂高(PEPS編集長)


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