| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨 ESJ67 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PH-05 (Poster presentation)
2019年6月に、愛知県立明和高等学校の敷地内でムシャクロツバメシジミの成虫が飛んでいるのを発見した。ムシャクロツバメシジミは、中国を原産地とし、2013年に新川堤防沿いでの定着が確認された外来のシジミチョウの一種である。
記録されていた分布は新川と庄内川の堤防沿い、また名城公園の一部に限られていたが、この発見により東への分布拡大を続けていることが新たに分かった。
今回は、明和高校における発見の顛末を報告するとともに、ムシャクロツバメシジミの食草となっているマンネングサ属の調査と、今後名城公園、明和高校付近で拡大されるであろう分布について考察を行った。