| 要旨トップ | ESJ67 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨
ESJ67 Abstract


フォーラム U05  3月7日 17:00-18:30 Room E

これからの生態学教育-100語で教える生態学
Ecological Education in the future - Ecological Education by using 100 words -

畑田彩(生態学教育専門委員会・京都外国語大学), 中田兼介(生態学教育専門委員会・京都女子大学)
Aya HATADA(Ecological Education Committee / Kyoto Univ. of Foreign Studies), Kensuke NAKATA(Ecological Education Committee / Kyoto Women's University)

  2022年度から高等学校では新学習指導要領に基づいた新しい教科書での生物教育が始まります。生物での大きな変更点は、教科書に太字で示される最重要語・重要語が約2800語から約500語まで削減されたことです。生態分野に限ると、235語あった最重要語・重要語が80語まで減っています。これは「生態=暗記」と認識されがちだった従来の生態学教育が変わる大きな転機です。
 生態学教育で重要なのは生態に対する考え方や概念であり、それを理解することなく重要語を「丸暗記する」ことではない、という認識は生態学会員の多くが持っていることと思います。では、今後の生態学教育では、広範な生態学の何をどのように教えていったらよいのでしょうか。100語(実際には80語)の重要語を増やすことなく、生態学を教えていくにはどんな工夫が必要でしょうか。本フォーラムではまず、重要語を選定した生物科学学会連合に日本生態学会代表として参加されていた宮下直さんから、重要語の選定の経緯や問題点などについて話題提供していただきます。そして質疑応答のあと、フロアを交えたざっくばらんな意見交換を行いたいと思います。生物教育の現場におられる非会員の参加も大歓迎です。

[U05-1]
新たな生態学の重要用語:その概要と課題について 宮下 直(東京大学)
New keywords in Ecology: its concept and future issue MIYASHITA Tadashi (Tokyo University)

[U05-2]
フロアディスカッション コメンテーター 佐賀達矢(岐阜県立多治見高校)・宮田理恵(神戸女学院中学部・高等学部)・丑丸敦史(神戸大学)
Discussion Comments: Tatsuya SAGA (Tazimi high school), Rie MIYATA (Kobe College Junior and Senior High School), Atsushi Ushimaru(Kobe University)


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