| 要旨トップ | ESJ67 フォーラム 一覧 | | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨 ESJ67 Abstract |
フォーラム U07 3月8日 12:00-13:30 Room J
サンゴ礁生態系は、陸上の開発・埋め立て、地球温暖化、海洋酸性化などの影響により、地球上で最も危機に瀕した生態系であるにも関わらず、サンゴ礁生態系の全体像、すなわちサンゴ礁生態系がサンゴだけではなくイノー内部の海草藻場・砂浜や内湾性サンゴ礁生態系を含むものであることや、その豊かな生物多様性の重要性については、ほとんど知られていない。本フォーラムでは、京都大学の加藤真氏より「内湾性サンゴ礁生態系のかけがえのない生物多様性」と題して、内湾性サンゴ礁生態系の重要性を解説してもらい、続いて、東京経済大学の大久保奈弥氏より「サンゴ礁生態系の人為的再生は可能か?」と題して、サンゴの再生に偏りがちな自然再生を、サンゴ礁生態系全体の視点から語っていただく。続いて、富山大学の神山智美氏から「大浦湾埋め立てに伴う環境影響評価の課題」と題して、具体的な内湾性サンゴ礁生態系の埋め立て事業に伴う課題を提起していただく予定である。サンゴ、サンゴ礁の研究者のみならず、広くサンゴ礁生態系の保全に関心を持つ方々の参加を期待している。
[U07-1]
内湾性サンゴ礁生態系のかけがえのない生物多様性
Irreplaceable biodiversity of inland bay coral reef ecosystem
[U07-2]
サンゴ礁生態系の人為的再生は可能か?
Is reef restoration a realistic option at this time?
[U07-3]
大浦湾埋め立てに伴う環境影響評価の課題
Challenges in Environment Impact Assessment focusing on Henoko・ Oura Bay reclamation case