| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-063  (Poster presentation)

ニホンミツバチとセイヨウミツバチのウメへの訪花活動の比較
Comparison of foraging behavior between Japanese honeybees and European honeybees in Japanese apricot orchard

*前田太郎(農研機構農環研), 平岩将良(農研機構農環研), 江畑真美(和歌山県うめ研究所)
*Taro MAEDA(NARO,NIAES), Masayoshi HIRAIWA(NARO,NIAES), Mami EBATA(Wakayama Jpn Plum Res. Center)

ウメの主力品種である南高梅は現在セイヨウミツバチによって受粉が行われている。しかし、開花時期に低温など悪天候が続くとセイヨウミツバチの訪花活動の低下等によって終了が低下すると言われている。本研究では、セイヨウミツバチよりも低温で活発に活動すると言われている日本在来種ニホンミツバチの花粉媒介者としての評価を行うため、両種ミツバチの活動特性の比較を行った。その結果、両種とも従来報告されているより低温でも活発に巣箱から出入りし、ウメに訪花することが明らかになった。またセイヨウミツバチの訪花頻度は温度依存的であったが、ニホンミツバチはセイヨウミツバチよりも温度の影響を受けにくい傾向が見られた。


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