| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨 ESJ69 Abstract |
一般講演(口頭発表) F01-11 (Oral presentation)
訪花昆虫と開花植物は多様な関係を構成している。一部の訪花昆虫を除いて、訪花昆虫が開花植物のどのような形質を用いて花を選択しているのかよくわかっていない。そこで野外で訪花昆虫を採集し、昆虫と植物のリストを作成すると同時に、開花植物の花の形態、香気成分、花弁の色についてそれぞれ調査を行った。これらのデータを統合し、勾配ブースティング法を用いて代表的な昆虫種が訪れる花の形質との関係を調べた。その結果、セイヨウミツバチ、トラマルハナバチ、ハナバチ類、ハエ類では訪花個体数に影響する花の形質がそれぞれ異なっていることがわかった。それぞれの昆虫について訪花に重要と思われる花の形質について考察する。