| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-41  (Poster presentation)

土・温度・光環境の差によるコダカラソウの生長の違い
Differences in the growth of Kalanchoe creanta daigremontianum due to differences in soil, temperature, and light environment

*岩崎翼(埼玉県立春日部高校)
*Tsubasa IWASAKI(Kasukabe high school)

 コダカラソウ(学名Kalanchoe creanta daigremontianum)は、ベンケイソウ科のカランコエ属に分類されている多肉植物である。無性生殖をしており、葉の縁から子株が落ちて落ちたところから新たに生長する。
 生態を知るために、2021年夏に実験をしたところ、コダカラソウは土の種類によって、生長に変化が起こることが確認された。
 土の環境が生長に影響してくることの詳細を調べるとともに、他の生長へ影響を与える作用を調べるため、日当たりによる生長の変化についても実験を行った。
 土は、バーミキュライトと培養土の2種類を混合の比率を変えて生長を観察した。すると、培養土が少しでも含まれている土で育てたものは、生長が悪いことが分かった。このことから、培養土に生長を抑制する物質があると考える。また、バーミキュライトは水はけがよいことも生長への影響があると考えられる。
 光を用いた実験では、光を当てると葉の色が変色し、葉が閉じていた。これは、強光を避けようとした結果であると考えられる。
※発表登録時から研究内容の変更により、土環境と光環境に焦点を当てた。
※昨年のポスター発表と同様であれば、Zoomを介した口頭発表も行う予定である。


日本生態学会