| 要旨トップ | ESJ69 フォーラム 一覧 | | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨 ESJ69 Abstract |
フォーラム U03 3月14日 12:30-14:00 Room E, オンライン
2050年までにカーボンニュートラルを実現するという政府の目標に合わせて、再生可能エネルギー促進のため、環境影響評価法、自然公園法等の規制が弱められ、温暖化対策法改正によって、自治体による実行計画の策定、促進区域の設定などが、2022年4月から開始されます。気候変動対策として再生可能エネルギー促進そのものは必要なことですが、国立公園やその他の野生生物の生息生育地において大規模な施設が建設されることによる生物多様性への影響が懸念されます。このような状況のもと、日本生態学会では、会長の諮問機関として、令和2年度より自然再生エネルギータスクフォース(TF)が組織され、再生可能エネルギー促進に伴う生物多様性への影響について議論してきました。このフォーラムでは、再生可能エネルギーの促進と生物多様性の保全という課題に対して、日本生態学会としてどのように考えたらよいのか、生態学会員はどのようにして、この問題に関わったら良いのかを議論したいと思います。
[U03-1]
自然再生エネTF答申「再エネ推進と生物多様性保全に関する基本的考え方」について
Promotion of renewable energy and conservation of ecosystem and biodiversity
[U03-2]
生物多様性および生態系サービスに及ぼす風力発電の影響
Impacts of wind energy on biodiversity and ecosystem services
[U03-3]
太陽光発電の生態系・維管束絶滅危惧植物への影響
Impacts of solar power on ecosystems and vascular endangered plants
[U03-4]
地熱その他の再エネ促進と国立・国定公園
Geothermal and other renewable energy development at national and quasi-national park
[U03-5]
温暖化対策法改正によって求められる研究者の役割
Role of researchers required by the revision of the Global Warming Countermeasures Law