| 要旨トップ | ESJ69 自由集会 一覧 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


自由集会 W11  3月17日 18:30-20:00 Room E, オンライン開催/見逃し配信対応/現地会場あり

オープンサイエンス・シチズンサイエンス型アプローチによる生態学研究に関する議論
Discussing open science/citizen science for ecological research

堤田成政(埼玉大学), 永井信(海洋研究開発機構)
Narumasa TSUTSUMIDA(Saitama Univ.), Shin NAGAI(JAMSTEC)

本集会は2020年度に実施された「オンライン議論による総説論文作成の実証実験」(代表:永井信)を踏まえ、継続的に議論が必要とされるオープンサイエンス・シチズンサイエンス型アプローチによる生態学研究に関する議論を行う。
近年、インターネットを通じて匿名・非匿名ユーザーが作成・収集したSNSを主体とするデータ(例:GBIF, iNaturalist, Twitter, Mapillaryなど)の入手が容易になってきており、このようなデータを活用とした生態学研究が盛んである。また、一般市民に参加を促し対象とする情報を取得する(例:いきものログなど)シチズンサイエンス型の生態学研究も発展してきている。ともにデータの観測方法や解釈方法が科学的に厳密でないという性質があり、これらのデータをいかに生態学研究に取り入れるかが課題となっている。本集会では、この点に絞り、事例紹介を通じてオープンサイエンス・シチズンサイエンス型の研究成果をいかに科学的な知見として構築していくかについて話題提供を募集する。
本集会の議論は、2020年度集会の成果とともにまとめ、総説論文化を目指す。


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