| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨
ESJ70 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-015  (Poster presentation)

自動撮影カメラの検出確率は外気温や降雨によって影響されるのか?【A】
Does ambient temperature or rainfall affect detection probability by camera traps?【A】

*谷口理巧, 矢島豪太, 中島啓裕(日本大学生物資源)
*Riku TANIGUCHI, Gouta YAJIMA, Yoshihiro NAKASHIMA(Nihon Univ.)

近年、自動撮影カメラは野生動物を対象とした野外調査・研究において広く用いられている。自動撮影カメラは、従来の調査手法では困難だった中大型動物のデータを大量に取得できるが、カメラのセンサー感度は必ずしも完全ではなく、検出率は、動物の移動速度や体サイズ、気象条件に影響される可能性がある。本研究では、Nakashima et al. (2022)によるDouble-observer approachを用いて、どのような要因が検出率に影響するのかを調べた。カメラの設置期間は2022年5月から12月とした。カメラ設置点は千葉県房総半島からランダムに10地点選択した。発表ではモデルの詳細な説明と、推定結果についての報告を行う。


日本生態学会