| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨
ESJ70 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-259  (Poster presentation)

高校生に対する多摩川礫河原生態系保全研究の普及
Spread to high school students for conservation gravel river-bed in the Tama River

*倉本宣(明治大学農学部), 岡田久子(明治大学農学部), 伊東静一(明治大学農学部), ウシメイ(明治大学大学院), 知花武佳(東京大学大学院)
*Noboru KURAMOTO(Meiji Univ.), Hisako OKADA(Meiji Univ.), Seiichi ITO(Meiji Univ.), ximei WU(Grad. School of Meiji Univ.), Takeyoshi CHIBANA(Grad. School of Univ. Tokyo)

2021年秋から2022年秋にかけて、カワラノギク個体群の再生活動を行っている多摩川中流の永田地区において、高校生対象の野外教室を3回行った。水域と陸域の生態学の研究者と河川工学の研究者とカワラノギク再生活動の指導者の4名の指導の下で、カワラノギクの開花期に2回、結実期に1回開催した。総合的に多摩川の自然を理解できるプログラムに対する参加した高校生の評価は高かったものの、十分な数の参加者を確保することはむずかしかった。ひらめき☆ときめきサイエンスによる開催の際にはホームページを閲覧して参加した高校もあったものの、河川基金による開催の場合にはそのような場が得られなかった。内容の充実もさることながら、常連の高校を獲得したり、広報の場を開拓したりすることによって、内容以前の広報で苦労することのない方法を見出していきたい。


日本生態学会