| 要旨トップ | ESJ70 フォーラム 一覧 | | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨 ESJ70 Abstract |
フォーラム U07 3月20日 15:00-16:30 Room D
2022年4月に施行された「改正地球温暖化対策推進法(改正温対法)」では、全国の市町村が再生可能エネルギー(再エネ)施設の促進区域を定めるよう努めることとなっている。このゾーニングアプローチは、再エネによる生態系や生物多様性への影響を回避する方法となる可能性もあるが、一方で生態学者がこのプロセスに関わらず、生物多様性に関する情報が適切に反映されなければ、生物多様性の損失を招く再エネ促進区域が全国に設定される可能性もある。自然保護専門委員会では、再エネのアセスとゾーニングに対応するための作業部会(再生可能エネルギー事業対策作業部会)を立ち上げたが、今回は生物多様性への影響を事前に回避するためのゾーニングに焦点をあてて、生態学者には何ができるかを議論する。
[U07-1]
本フォーラムの趣旨説明
Introduction to the Forum
[U07-2]
地球温暖化対策推進法に基づく地域脱炭素化促進事業制度について
Promotion Areas for Renewable Energy based on the Act on Promotion of Global Warming Countermeasures
[U07-3]
再エネ促進区域(洋上・陸上風力)の設定過程と課題ー自然共生型をめざしてー
Processes and Challenges in Renewable Energy Promotion Zoning (Offshore and Onshore Wind Power) - Aiming at Harmonious Relationship with Nature-
[U07-4]
どうすれば再生可能エネルギーゾーニングは有効に機能するのか?
How can renewable energy zoning work effectively?
[U07-5]
生物多様性を守る再エネのゾーニングは可能か(ディスカッション)
Possibility of Positive Zoning to Conserve Biodiversity (Discussion)