| 要旨トップ | 本企画の概要 | | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨 ESJ70 Abstract |
自由集会 W09-1 (Workshop)
小笠原諸島では昆虫を捕食する特定外来生物グリーンアノールが猛威を振るっており、既に父島・母島では多くの昼行性の固有昆虫が姿を消している。現在、希少な固有昆虫の宝庫である無人島・兄島では環境省や自治体、NPO等が協力し、侵入防止柵や粘着トラップを中心とした対策を実施しているが、過去9年に及ぶ取組にも関わらず、アノールの分布確認域は徐々に拡大を続けており、これ以上の拡大や他の島への侵入を食い止めるには、防除手法の技術革新が必要である。この自由集会は、アノール等の防除に取り組む研究者・実務者が現状と課題について共有し、防除技術開発の連携を広く呼びかけるものである。幅広い分野の研究者の参加を期待している。