| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨 ESJ71 Abstract |
一般講演(口頭発表) H01-07 (Oral presentation)
生物間の相利共生の進化とその維持機構の理解は、生物多様性を理解するうえでの最重要課題の一つである。相利共生パートナーシップにただ乗りするフリーライダー生物は、相利共生系を不安定化させることが多い。本講演では、パートナー種(他種)に対する繁殖上の依存度合い(リライアンス)が二種間で進化するもとで、二種間で感染する病原体の侵入成功・絶滅の可能性を検討するための数理モデルを紹介する。そして数理モデルの予測から導かれる帰結の極端さと、それが応用上に持つ意味を、具体例を交えて紹介する。