| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨
ESJ71 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-029  (Poster presentation)

大阪市におけるツバメの巣の分布の変遷:2012年と2022年の比較
Changes in distribution of Barn Swallow nests in Osaka City: 2012 and 2022.

*和田岳(大阪市立自然史博物館)
*Takeshi WADA(OsakaMuseum of Natural History)

 2012年と2022年に大阪市23区各区において、ほぼ全域にわたる街路を自転車でまわって、ツバメの巣の分布状況を調査した。かかった時間は、2012年は25日間(233時間44分)、2022年は25日間(247時間13分)。
 すべての道をチェックした訳ではないが、おおむね1/4の街路をまわり、2012年の住吉区におけるサンプリング調査によると、ツバメの巣の発見率は、約50%と推定された。
 発見されたツバメの巣の総数は、2012年が446ヶ所581巣、2022年は289ヶ所359巣であった。巣場所で35%、巣の数で38%減少していた。区ごとにみると、1区の巣数が10巣に満たない5区で巣数が増えたが、残る18区では巣数が減少していた。とくに2012年時点で巣の数が多かった区での、巣数の減少が目立った。
 講演では、どのエリアで巣が減少したのか、分布の変遷としてツバメの減少に関わる要因を検討する。


日本生態学会