| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨
ESJ71 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-154  (Poster presentation)

クワズイモ(サトイモ科)の花蜜に含まれる糖とアミノ酸以外の化合物
Chemical compounds other than sugars and amino acids in nectar of Alocasia odora (Araceae)

*高野(竹中)宏平(長野県環保研), 髙濵謙太朗(名古屋大・全技セ), 小川直也(名古屋大・全技セ), 片山昇(小樽商科大学), 三宅崇(岐阜大学・教育)
*Kohei TAKENAKA TAKANO(Nagano Env Cons Res Inst), Kentaro TAKAHAMA(Nagoya Univ. Tech. Ctr.), Naoya OGAWA(Nagoya Univ. Tech. Ctr.), Katayama NOBORU(Otaru University of Commerce), Takashi MIYAKE(Gifu Univ.)

クワズイモショウジョウバエ(Colocasiomyia alocasiae:ショウジョウバエ科)とニセクワズイモショウジョウバエ(C. xenalocasiae)は、クワズイモ(Alocasia odora)の花序(果序)で採餌・交尾・産卵・幼虫の発育を行う。宿主植物のクワズイモはこれらのハエにより送粉されるという緊密な共生関係が進化している。クワズイモの花序から分泌される花蜜はこれらのハエに対する報酬となっているが、予備的な解析で糖とアミノ酸が検出されていた。今回、報酬となる成分をさらに解析するために、逆相カラム(C18カラム)、非誘導体化アミノ酸分析用カラム、非誘導体化有機酸分析用カラムを使用し、高速液体クロマトグラフ質量分析計を用いて花蜜の成分分析を行った。カラムで分離された各成分のMS/MS測定を行い、データベース検索を用いて含まれる成分の網羅的な解析を試みたところ、候補となる可能性がある約300種類の化合物が含まれていると推測された。送粉者に対するこれらの物質の役割や、今後の解析方法について議論したい。


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