| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨 ESJ71 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-220 (Poster presentation)
近年、都市化に伴う都市環境の変化が生物の進化を引き起こす可能性が指摘されている。都市部では、送粉者との相互作用やヒートアイランドによる温度変化といった生物的・非生物学的要因が非都市部と異なり、生物進化を促す可能性がある。本発表では、一年生草本植物イヌガラシ(Rorippa indica)を材料に植物形質を都市と耕作地由来のgenotypeで比較した結果を報告する。本研究では東京の都市部とその周辺の農村部から種子を採取した。採取した種子を用いてガラス温室においてフェノロジーなどの植物形質を測定した。上記の栽培実施の結果から、都市由来のgenotypeでは農村由来のgenotypeに比較し、フェノロジーが早いといった特徴がみられることが明らかになった。