| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨
ESJ71 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-279  (Poster presentation)

SKOユネスコエコパークにおける生物多様性調査を基盤としたESDプログラムの開発と実践
Improvement and Practice of ESD Program Based on Biodiversity Survey on Sobo, Katamuki and Okue Biosphere Reserve

*永野昌博, 原美南(大分大学)
*Nagano MASAHIRO, Minami HARA(Oita Univ.)

 祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク(SKOエコパ)のシカ密度の異なる2地点で行った哺乳類調査と植生調査,その後のワークショップにより,シカの高密度化が植生・カモシカ・生態系に与える影響,シカと人間の共生などについてアイデアを共有・分類しながらSD的思考を高める環境教育プログラムを開発・実践した。また,事前・中間・事後にアンケートを実施し,その教育効果を分析した。
 生物多様性調査の結果,シカ密度が高い地点は,有意に植物の多様性の低下,シカの不嗜好性植物の増加など,シカが生態系に大きな影響を与えている結果が得られた。アンケート調査の結果,「SKOエコパならびに生物多様性への認知度・愛着度」,「ESDで育てたい7つの能力」はいずれもプログラムの進行に伴い有意に上昇した。また,テキストマイニング分析により,「SKOの課題」や「人と自然の共生」への課題解決に対する思考の深化と伸展がみられた。


日本生態学会