| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨
ESJ71 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-27  (Poster presentation)

GPS発信機からの情報を使って解明する天然記念物カラスバトの日周行動【A】【O】
The diurnal behavior of the natural monument, the Japanese Wood Pigeon, is elucidated using information from GPS transmitters【A】【O】

*納谷莉子, 西田翔馬(都立国分寺高等学校)
*Rico NAYA, shoma NISHIDA(Tokyo Metropolitan KokubunjiHS)

カラスバトとは伊豆諸島などの島嶼部を中心に生息しているハト目ハト科カワラバト属に分類される鳥である。また、カラスバトは天然記念物かつ準絶滅危惧種に指定されており、保全活動が必要とされている。しかし、個体数が少ないことや人前にめったに姿を現さないことからその生態には未解明な点が多い。
そこで私達国分寺高校生物部カラスバトGPS班は国立環境研究所の安藤温子博士や都立大島公園の尾澤進二獣医師の協力を得て、カラスバトにGPS発信機を装着し、カラスバトの行動量、位置情報などの様々なデータを収集し、その生態を解明する研究を始めた。研究を進めていく中で、カラスバトの雌雄や季節ごとの行動、繁殖時の日周行動について比較検討してみた。本学会ではその成果を発表する。


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