| 要旨トップ | ESJ71 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨
ESJ71 Abstract


フォーラム U08  3月20日 16:30-18:00 Room C

生物多様性データ基盤の進展・課題・これから【O】
Recent advances, issues, and future perspectives in biodiversity database and platforms【O】

内海俊介(北海道大学), 大手信人(京都大学), 村岡裕由(岐阜大学)
Shunsuke UTSUMI(Hokkaido Univ.), Nobuhito OHTE(Kyoto Univ.), Hiroyuki MURAOKA(Gifu Univ.)

生物多様性や生態学・環境科学に関するデータ基盤の重要性は多くの生態学会員が共有するところであり、これまでもさまざまな努力がなされてきた。しかし現在、これらの領域についてデータ基盤やそれにもとづいた社会問題解決に関する社会的要請は、かつてないほど高まってきている。日本生態学会では、データベース検討タスクフォースをたちあげ、生物多様性や生態学・環境科学の情報基盤の整備や維持と発展に、日本生態学会としてどのように向き合っていくのかについて議論をしてきた。その中で、さまざまな課題が整理されてきた。特に、データ共有を含むオープンサイエンスの推進、気候変動等の関連他分野との融合的研究課題への展開、情報科学を含むデータサイエンスの推進にも関連する人材育成、データベースの利活用の推進、社会の環境課題の解決とも関係したデータベースの社会的価値の創出と発信、という点が重要な論点としてあげられる。これらについて、日本生態学会としてどのように取り組んでいくべきだろうか。本フォーラムでは、これらの課題点に対して、実践事例やアイデアを共有しながら議論する。

[U08-1]
データ統合解析システム(DIAS)での生態系データベースと気候変動データの連携に向けて 石川洋一(海洋研究開発機構・地球情報科学技術センター)
Integration of ecosystem databases and climate change data in the Data Integration and Analysis System (DIAS) Yoichi Ishikawa (JAMSTEC)

[U08-2]
環境DNA観測網「ANEMONE」とオープンデータ戦略 近藤倫生(東北大)
ANEMONE: Environmental DNA Monitoring Network and its Open Data Strategy Michio Kondoh (Tohoku Univ.)

[U08-3]
日本生物多様性観測ネットワーク(JBON)について 西廣淳(国立環境研究所 気候変動適応センター)
Introduction of Japan Biodiversity Observation Network (JBON) Jun Nishihiro (National Institute for Environmental Studies (NIES))

[U08-4]
JaLTER(日本長期生態学研究ネットワーク)データベースの役割とこれからについて 大手信人(京都大)
The role of the JaLTER (Japan Long-Term Ecological Research Network) database and its future Nobuhito Ohte (Kyoto Univ.)


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