| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第72回全国大会 (2025年3月、札幌) 講演要旨 ESJ72 Abstract |
一般講演(口頭発表) E02-11 (Oral presentation)
1860年代以降,石狩川流域は開発が進行し,低地の湿原は農耕地や市街地,台地,山地の自然林は二次林や人工林に変化した。また河道の直線工事も進行した。現在では,大規模堤防の堤外地に草本類と木本類の二次植生が見られる。一方,国際情勢の変化により,肥料資源輸入量が減少し,堤外地のバイオマス資源は代替の候補として考えられる。堤外地の保続利用によって,生物多様性が維持への可能性があることから,現在の堤外地の現状と社会的枠組みの可能性について提示する。