| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第72回全国大会 (2025年3月、札幌) 講演要旨 ESJ72 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-123 (Poster presentation)
近年、国内において、野鳥と家禽いずれにおいても高病原鳥インフルエンザ(HPAI)の発生が多発し、社会的な問題となっている。その発生には地理的な偏りが認められ、発生リスクが地域によって異なることが考えられる。そうした発生リスクを地図上に視覚化したリスクマップは、野生動物保全・家畜防疫いずれの観点においても管理の重要度を決定する上で有用なツールとなるだろう。
本研究では、2022-2023年シーズンの養鶏場におけるHPAI発生に関わる農場固有のリスク要因(飼養規模や農場付近の水域)と地域固有(景観構造や気象条件)のリスク要因を空間統計モデルによって推定し、リスクマップの作成を試みる。