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Introgressive hybridization(浸透交雑)問題を考える
-B. Rosemary Grant を囲んで-
企画責任者:
上田恵介(立教大学)・永田尚志(国立環境研)
概要
B. Rosemary Grantは、Peter R. Grant とともに、ガラパゴス諸島において、ダーウィンフィンチの長期にわたる個体群研究を行って来た。かれらの研究は、邦訳『フィンチの嘴』で紹介されたように、環境変動がフィンチの形質を変化させる、目に見える進化の実例として、世界的にも大きな注目を集めている。今回、私たちは近縁種の侵入によるIntrogressive hibridazation (浸透交雑)問題についてのミーティングを企画した。Grantさんからは、ガラパゴスフィンチにおける浸透交雑の話題を提供していただき、日本でさまざまな動物で、浸透交雑問題を扱っている研究者からの話題提供を受ける。
プログラム
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Introgressive Hybridization in Darwin's Finches
B. Rosemary Grant
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カワトンボ属近縁種間の多所的浸透交雑と生殖的隔離の強化
林文男(都立大・理・生物)
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魚類の遺伝子浸透と生殖隔離
向井貴彦(東大新領域)
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非対称な交雑を通じた魚種の置きかわり
北野 聡(長野県自然保護研究所)