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Matter Flow and Ecosystems
〜物質循環の遷移を考える〜
企画責任者:
鞠子 茂(筑波大・生物科学系)
概要
Matter Flow and Ecosystemsが今回取り上げるテーマは「物質循環の遷移を考える」です。物質循環研究が対象としてきた生態系は様々なものがあります。研究サイトとしての生態系は、アカマツ林、ススキ草原など優占種別に分類され、いろいろな目的で別個に研究がなされてきました。従来の研究サイトを統合すれば、多様かつ異なる空間での生態系機能の変異を評価することはできますが、時間的変化、すなわち遷移に伴う生態系機能の変異を評価するのは困難な状況です。しかし、最近の研究の動向の一つとして、生態系の時間変化に伴う物質循環機能の変化を明らかにしようとする傾向があり、今後の物質循環研究の発展のためには、遷移に伴う物質循環機能の変化について研究していくことが求められます。そこで、遷移をキーワードにして研究を行っている3人の研究者に以下のような話題を提供していただき、遷移と物質循環に関する研究の展望について議論したいと思います。
プログラム
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遷移の生態学
林 一六(筑波大学・生物科学系)
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遷移に伴う炭素循環機能の変化 〜研究の新しい方向性〜
大塚俊之(山梨環境科学研究所)
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分解者の遷移 〜菌類を例として〜
徳増征二(筑波大学・生物科学系)