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デ−タ解析の落とし穴,穴から脱出する計算機
企画責任者:
粕谷英一・久保拓弥
概要
野外調査や実験で得られた生態学的データを統計学的な手段で解析するときに、多数の
落とし穴がそこにもここにもあなたを待っている。まず粕谷が、変数変換とその周辺に
ひそむ落とし穴について説明する。分散が一定でないデ−タに適当な変数変換をほどこ
した後で分散分析や重回帰を行うというのはよくあるデ−タ解析の流れである。だが、
変換した後のデ−タを使った分析結果がもとのデ−タについて語るのは何だろうか。変
数変換したデ−タに重回帰やいくらか複雑な分散分析を適用したときに起こる誤りを検
討し、誤りを避ける手段をさぐる。つぎに久保が統計学的まちがいを自力で発見する方
法論のひとつとして、ランダム標本集団を「飼い慣らす」計算機ワザの基礎を紹介した
い。簡単なプログラミングによって生成した乱数セットには多くの利用価値があるだけ
でなく、統計学さまざまな基本概念への「親しみ」わいてくる効果も指摘したい。
(この自由集会の最新情報
http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kubo/ce/2003/)
プログラム
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変数変換の落とし穴
粕谷英一 (九州大)
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計算機実験用ランダム標本集団の飼い方・しつけ方
久保拓弥 (北海道大)