| 要旨トップ | ESJ56 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第56回全国大会 (2009年3月,盛岡) 講演要旨 |
自由集会 W26 -- 3月20日14:30-16:30 Y会場
本集会では、水鳥の生息環境という視点から、里地の再生を考えたい。現在、大型の水鳥をシンボルとしたいくつかの自然再生の研究プロジェクトが進められており、これらは水鳥の生息環境としての生態系の回復だけでなく、農業などの人間活動との共生(関わり合い)を考慮した方向性を持っている。生態学的アプローチから大型水鳥の生息地としての里地再生を進めている各演者より、鳥類からみた水田生態系、水田生態系の構造や機能の評価、生態系の復元技術に関する話題を提供してもらい、生息環境評価の方法やその応用といった里地再生のポイントを共有し議論を行う。また、各地域間やプロジェクト間の将来における連携の可能性についても検討したい。
コメンテーター:宮下直(東大・農・生物多様性)・藤岡正博(筑波大・生命環境科学)
茨城におけるチュウサギの水田利用様式〜複数の空間スケールに着目して〜
佐渡におけるトキの採餌場所創出の実験的検証
宮城におけるマガン越冬地・蕪栗沼周辺水田における稲作技術の開発研究
豊岡におけるコウノトリの生息環境としての里地の再生
能登におけるトキの野生復帰を目指した里地の再生