| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨 |
一般講演(ポスター発表) P2-HS18
2009年の8月合宿先である東京の離島である伊豆大島で、二つのタイプの草地の調査を行った。一つはイネ科の草本の優占する草地、もう一つは広葉の草本の優占する草地であった。方法は両方の草地を草刈り機で根元から狩り、出現する昆虫を捕獲した。刈り取った草や昆虫の重量を測定した。草の重量に比して、昆虫類の重量の小ささを実感すると共に、上記の二つのタイプの草地に棲息する昆虫相の違いに気が付いた。前者ではショウリョウバッタなどの草食性の昆虫が優占するのに対して、後者ではバッタ類も肉食性の昆虫が多く、飛来する昆虫相をねらって生活する姿が想像される。現地で得たデータを中心に発表を行う。