| 要旨トップ | ESJ57 シンポジウム 一覧 | | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨 |
シンポジウム S10 -- 3月17日9:00-12:00 G会場
今年秋に名古屋で開催される生物多様性条約のCOP10を控え、企業、行政、民間など多様な組織で様々な生物多性保全活動が計画・実施されるようになってきた。こうした中、生物多様性の保全のためのガイドラインが、行政、NGO、企業などから次々に提案されている。しかしながら、その多くはまだ一般的、定性的である場合が多く、現場からはどうしたらよいかわからないという戸惑いの声も聞こえてくる。本フォーラムでは、学術研究者と企業および行政関係者のラウンドテーブルを設け、生物多様性の保全を科学的かつ効果的に進めるための方向性を、生態学の見地から模索することを目指す。
環境省からは、「生物多様性民間参画ガイドライン」の背景や内容、事業者の参画の意義などについて解説しいただく。企業からは、生物多様性の保全に積極的に取り組み企業の集まりである「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」の概要、JBIB会員企業による事業所の敷地の評価、および原材料で生物資源であるカツオの資源調査について報告していただく。
以上を題材として、総合討論の時間を長く取り、会場からできる限り多くのコメントや提案をいただくことで、今後の企業活動の展開と学界との具体的なコラボレーションを構築することを目指す。
司会:石川真一(群馬大学・社会情報)
コメンテータ:原口 真(株式会社インターリスク総研 環境部)、可知直毅(首都大院・理工)
[S10-1] 生物多様性民間参画ガイドラインの目指すもの
[S10-2] 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の目指すものと課題
[S10-3] 生物多様性保全のために〜企業の敷地を評価する
[S10-4] 生物多様性保全のために〜カツオ資源の共同調査