| 要旨トップ | 本企画の概要 | | 日本生態学会第58回全国大会 (2011年3月,札幌) 講演要旨 |
シンポジウム S06-6
野生復帰を目指す豊岡市(コウノトリ)と佐渡市(トキ)の環境関連政策を比較・検討し、両者の類似点、相違点を制度面から検証することにより、自治体における今後の野生復帰・野生生物保護政策の方向性を探る(構成は下記のとおり)
1.野生復帰への取組
コウノトリ、トキー共にコウノトリ目に属する鳥
明治時代以後の乱獲や生息環境の悪化による餌場の喪失で絶滅に向かう
豊岡市のコウノトリ野生復帰の取組が先行
2.条例の制定等
豊岡市環境基本条例(前文)ーコウノトリの野生復帰をシンボルとしてすばらしい環境を広げ、将来の世代につないでいく
佐渡市環境基本条例(前文)ー人とトキが共に生きる島つくり
3.環境関連政策
豊岡市ー環境経済戦略
佐渡市ー環境の島・エコアイランド構想(生物多様性と低炭素社会の実現が2本柱)
4.環境創造(配慮)型農業の推進
豊岡市ーコウノトリ育む農法
佐渡市ー生きものを育む農法