| 要旨トップ | ESJ58 シンポジウム 一覧 | | 日本生態学会第58回全国大会 (2011年3月,札幌) 講演要旨 |
シンポジウム S15 -- 3月12日 9:00-12:00 G 会場
生物多様性は国際条約(CBD)のもと複数の国際プログラムが様々な視点から調査研究や普及広報や教育などのプロジェクトを実施してきた(CoML, DIVERSITAS, GBIF, GEO-BON, ILTER, ICoMM etc.)。また2010年10月の生物多様性条約締結国会議(COP10)ではこれからの短期目標と長期の戦略が議論される。研究の状況では、情報高分子の解析技術は生物多様性の分野にかつてないほど精緻で多量なデータを提供し、分野として新たな進展を後押ししている。一方、生物多様性が国際の場で論議された当初は微生物の重要性が認識されていたにも関わらず、現在の生物多様性プロジェクトへの寄与は大きくない。本企画シンポでは、海洋および陸水生態系と、メタげノミクスおよびデータベース構築における微生物多様性についての具体的な研究成果やデータベースに関する状況を検証し、今後の生態系研究や種々の環境プロジェクトにおける方向性を示したい。
[S15-1] 超並列シーケンスによる海洋微生物の多様性解析
[S15-2] 有害藻類Microcystis属のブルーム形成と遺伝的多様性
[S15-3] メタゲノムアプローチで見える環境負荷変動による微生物群集の遷移
[S15-4] 微生物多様性研究における観測とデータベースとは?