| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨 ESJ60 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-409 (Poster presentation)
生物多様性情報を解析して、その成果を生態系管理の計画論に反映させる方法論と実践事例について、兵庫県におけるいくつかの事例をもとに、評価のフレームワークを構築した。この評価フレームでは、生態系の評価だけに終始するのではなく、他の計画との整合を踏まえ、実現可能な保全・再生対策の数値目標を位置づけた計画論として、法定計画として位置付けた武庫川水系河川整備計画の方法論を精査した。武庫川水系河川整備計画では、環境に関する2原則として、「流域内から種の絶滅を引き起こさない」、「優れた環境に関する総量を維持する」といった方針を定め、これを実現するための複数の指標を定めて数値目標の設定を行った。本発表では、これらの手続きについて紹介する。