| 要旨トップ | ESJ62 自由集会 一覧 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


自由集会 W17 -- 3月19日 18:00-20:00 I会場

河川生態学に水文学をどう生かすか:これから始めるコラボレーション

企画者: 梁政寛, 岩崎雄一, 森照貴

本集会では、まだまだ連携が弱い河川生態学と水文学が交流の機会を持つことで、河川生態系の理解の深化やよりよい河川管理のあり方に向けて新たな協働や研究の種を発掘しよう!と目論んでいます。水文学を生態学にどうやって生かしていくかについて、一緒に盛り上げていきませんか?水文ってなに?という方も大歓迎です。

河川の流量は陸域における生息可能な面積に相当するだけでなく、その変動は洪水や渇水といった攪乱となるように、河川環境(水質・土砂輸送・生息場など)を時間的に変動させる主な駆動要因です。また、ダムや堰は河川を分断化するだけではなく、取水・洪水制御を通して流量変化の特徴(流況)を改変する効果を持ちます。本集会では、様々な時間(過去から将来予測)や空間スケール(流域から全球)に注目して、流況と生物群集(底生動物・魚類)との関係の解析を試みた事例を紹介します。

個々の発表の簡単な概要は、以下より閲覧可能です。

http://goo.gl/NlxYvc

[W17-1] 水文学ってなに?+流況の概念と事例紹介  梁 政寛(東工大・理工)

[W17-2] 流況指標から捉える日本の川の特徴  森 照貴(東大・総合文化)

[W17-3] 水文モデルを用いた河川生物評価  糠澤 桂(東北大・工)

[W17-4] 流況が決定づける河川水生昆虫群集-小スケー ルでの事例紹介  末吉 正尚(北大・農学院)

[W17-5] 流域の魚類種数と流況指標の関係を全球規模で評価する  岩崎 雄一(東洋大・生命環境科学研セ)

[W17-6] 気候変動を考慮した全球規模での魚類種数の将来変化  吉川 沙耶花(東工大・理工)


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