| 要旨トップ | ESJ62 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨 ESJ62 Abstract |
自由集会 W28 -- 3月21日 17:30-19:30 J会場
生物の形の変異は、その機能の変異と強く関連することが想定できる場合もあり、生物の適応や進化を議論する上での重要な要因である。形態測定学に基づいた形態の定量化法は、生態学者が感覚的に感じる形のばらつきを定量的に取り扱う事を可能とし、仮説検証と仮説発見のいずれの研究アプローチにおいても、有用なツールとなっている。外骨格で外部形態が決まっている昆虫では、一度発育が完了すれば、容易にはその外部形態が変化しないため、特に形態定量化に適した研究材料といえる。本集会では、形態測定学的手法を道具として有効に活用し、昆虫の形態定量化に取り組んでいる演者の方々を招き、具体的な方法論とともに、研究成果を発表いただく。これらの研究成果をもとに、形態測定学的アプローチの、他の生態学分野の研究への適用可能性について議論したい。
[W28-1] 昆虫形態学の形態測定学への貢献の歴史
[W28-2] 画像認識技術を活用して生物多様性を読み解くー生物多様性創出機構としての擬態現象
[W28-3] マイマイカブリにみられる巨頭型と狹頭型の定量化