| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨 ESJ64 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P1-B-029 (Poster presentation)
琵琶湖は世界有数の古代湖として知られ、多数の固有種を有するユニークで多様な生態系を擁している。その中でも、腹足類(巻貝の仲間)は多様化や固有化が著しい分類群のひとつであるが、その貝類相の形成過程に関する研究はほとんど行われていない。本研究では在来琵琶湖産腹足類6科について、日本全域を含む東アジア各地のサンプルと合わせて網羅的に分子系統解析し比較することにより、琵琶湖の貝類相の形成史の解明を試みた。結果として、琵琶湖の腹足類は分類群ごとに様々な由来を持ち、多くの場合複数回の侵入によってその貝類相が形成されたことが判明した。さらに、推定された侵入時期や回数と形態種の多様性については必ずしもリンクしていない可能性が示唆された。