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自然再生フォーラム「仙台湾岸に学ぶ激甚災害後の砂浜植生の再生と保全」

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主催:(一社)日本生態学会生態系管理専門委員会
共催:日本景観生態学会東日本大震災復興支援特別委員会、植生学会企画委員会

趣旨
巨大津波を伴った東日本大震災から、4 年半が経過した。この間、仙台平野では被災 した海岸を復旧・復興するための事業が急ピッチで進められてきた。一方、壊滅的な打撃を 被ったと思われた海浜生態系も目を見張る回復を示し、復旧・復興事業の進め方が問われて きた。生態系の回復の余地を残した復旧・復興事業、生態系サービスを活かした海岸防災や グリーンインフラ整備のあり方を考えていくために、今、現地で収集された知見を整理・共 有し、今後、何を明らかにしていかなければならないのかを考える。

1.フォーラム
日時:2015 年11 月14 日(土)13:00〜17:00
会場:東北学院大学「土樋」キャンパス 8 号館 842 教室 アクセス
参加費:無料
申込:不要、直接会場にお越しください
※会場となる東北学院大学土樋キャンパスには、自家用車は入構できません。公共交通 機関をご利用ください。

<プログラム>
趣旨説明 鎌田磨人(徳島大学)

(1)砂浜植生の回復と保全(13:05~14:00)
 平吹喜彦(東北学院大学):激甚災害後の海岸エコトーンの復旧・復興―生態系の回復と 保全における課題
 岡浩平(広島工業大学):砂浜植生の回復過程―自然再生を支える生態的過程
 鈴木玲(北の里浜 花のかけはしネットワーク):地域を超えた協働による海浜植物の 一時的避難と再導入―復旧・復興事業の進捗に伴うハビタット消失への対応

(2)海岸マツ林の回復過程と再生事業(14:10~14:50)
 富田瑞樹(東京情報大学):津波被害後のマツ林―自律的回復の可能性
 小野賢二(森林総研東北支所):海岸マツ林再生のための施業―現状評価に基づく留意点

(3)仙台海岸からの学びを活かす(14:55~16:05)
 島田直明(岩手県立大学):仙台海岸の事業からの学び―他地域の事業に活かすために
 西廣淳(東邦大学):EcoDRR:防災と保全の両立に向けて
 清野聡子(九州大学):総括―砂浜海岸の自然再生と防災

(4)質疑応答(16:10~16:55) 進行:鎌田磨人(徳島大学)

閉会 平吹喜彦(東北学院大学)

2.現地検討会(要申込、40名まで先着順で受付け)

東日本大震災後、仙台湾南部海岸に造られた「粘り強い防潮堤」と、これから付加される計画の「緑の防潮堤」にかかわって、砂浜の植物や植生の保護・保全対策(検討のしくみや実務、成果、課題など)について、現場で情報を共有し意見交換します。
 日 時:2015年11月15日(日) 9:00〜16:00
 参加費:2500円
 協 力:国土交通省東北整備局仙台河川国道事務所仙台南部海岸復旧推進室

<スケジュール概略>
 8:45 JR 仙台駅、集合
     仙台湾岸視察(弁当と飲み物は各自で持参)
 15:00 仙台空港(希望者下車、急ぎの方はアクセス鉄道でJR仙台駅等に帰れる)
 16:00 JR仙台駅、解散

*申込方法 (メールでのみ受け付け)
申 込 先:島田 naoaki@iwate-pu.ac.jp
申込締切り:2015年11月1日(日)

  1. メールのタイトルを「現地検討会参加」としてください。
  2. 以下を記入して申し込んでください。
     氏名(ふりがな)
     所属(名称、郵便番号、住所)
     電話(できれば携帯番号をお知らせください)
  3. 先着順で受け付け、結果をメールでお知らせます。参加費は当日に徴収します。
  4. 現地検討会の詳細についても、参加者に別途メールでご連絡いたします。なお、15:00頃、仙台空港に立ち寄る予定です。