日本生態学会 関東地区会

公開シンポジウム: メタ解析から探る、植物ー動物間相互作用研究の新展開(1)

概要

日時  2015年12月12日(土)13:30~21:00

会場  首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス

企画者  内海俊介(北海道大学)、山尾僚(弘前大学)、鈴木美季(筑波大学)、塩尻かおり(龍谷大学)、入谷亮介(九州大学)

植物ー動物間相互作用がもたらす形質進化は、生態学や進化学における主要なテーマの一つとして、昔から盛んに研究が行われてきました。近年では、個別の相互作用系の枠組みを越えて、動植物の戦略や生態系全体をより包括的に理解しようという気運が高まっています。しかしながら、これまでに報告された膨大な事例を前にすると、大量のデータをどのように解析してまとめたら良いのか、途方に暮れてしまいます。そこで本集会では、4人の研究者をお招きし、メタ解析を活用した研究について紹介していただきます。

プログラム

13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:30 吉川徹朗(森林総合研究所)
「鳥類-植物間における相利/敵対関係の混合ネットワーク:市民データの解析から」
14:40~15:30 佐藤拓哉(神戸大学)
「食物網の隠れたエネルギー流?―宿主操作を介した捕食-被食関係の変化」
15:40~16:30 瀧本岳(東京大学)
「食物連鎖の長さを決める環境要因をメタ解析でさぐる」
17:00~18:50 立食ミキサー
19:00~19:50 高木俊(兵庫県立 人と自然の博物館)
「草食獣が植食性昆虫に与える影響のメタ解析:既存研究の傾向とバイアスを探る」