第70回日本生態学会大会(ESJ70)を以下の通り開催します。開催形式は、大部分が「オンライン」で、授賞式と受賞講演のみが「ハイブリッド(現地開催※+オンライン)」です。ほとんどの講演がオンデマンド視聴に対応するなど、非同期コミュニケーションを活用することで、オンラインならではの充実した大会を目指します。また今大会では、ポスター発表での議論を盛り上げるための工夫として、「みんな」で選ぶ新しい賞を2つ設けました。詳細は、本案内や大会ウェブページでご確認ください。
※現地開催を予定している部分については、詳細が決定次第、改めてお知らせします。
大会概要
会期:2023年3月17日(金)~ 21日(火)
会場:オンライン(3月17〜20日)と仙台国際センター(3月21日、ライブ配信あり)
大会ウェブページ:https://esj-meeting.net/
大会に関する問い合わせは、大会ウェブページの「お問い合わせフォーム」からお願いします。
会期中の主なスケジュール
3月17日 (金) |
3月18日 (土) |
3月19日 (日) |
3月20日 (月) |
3月21日 (火・祝日) |
|
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総会 | ○ | ||||
授賞式・受賞講演※1 | ○ | ||||
懇親会 | ○ | ||||
交流会 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シンポジウム※1 | ○ | ○ | |||
自由集会※1・フォーラム※1 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
口頭発表※1・英語口頭発表※1 | ○ | ○ | |||
ポスター発表※2 | ○ | ○ | |||
高校生ポスター発表※2 | ○ | ||||
ジュニア生態学講座※1 | ○ | ||||
公開講演会※1 | ○ |
※1 大会後も1ヶ月間程度、視聴可能です。受賞講演・フォーラム・口頭発表・英語口頭発表では全講演がオンデマンド配信に対応しますが、それら以外では発表者の判断により対応しない場合があります。
※2 大会後も1ヶ月間程度、閲覧可能です。発表のコアタイム以降にも、テキストチャット機能を使用したディスカッションを行なうことができます。
補足:各種委員会は大会期間に先立って、それぞれ開催いただく予定です。
重要な日程
参加申込み関連(概要)
一般・学生 | 自由集会のみ聴講/高校生対象企画のみの聴講 | 講演のない学部生・中高生 | |
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参加申し込みと参加費の支払い | 2022年10月3日~大会当日 | 2022年10月3日~2023年2月20日 | 2023年3月1日~大会当日 |
参加費 |
早期割引価格 一般:7,000円 学生:2,500円 通常価格 一般:8,000円 学生:3,000円 |
1,000円(自由集会のみ) 0円(高校生対象講座のみ) |
無料 |
現地参加人数・可否 | 50人程度の現地参加者を募集予定※1 | 現地参加は不可 | 現地参加は不可 |
※1 大会開催の1ヶ月間ほど前に、募集を開始する予定です。状況によっては募集しない可能性もあります。応募方法等は今後お知らせします。
講演申込み関連(概要)
締切 | |
---|---|
口頭・ポスター発表と高校生ポスターの講演申込み |
2022年10月31日 23:59※2 |
シンポジウムと自由集会、フォーラムの企画申込み | |
企画者や講演者の入会期限(非会員の場合)※1 | |
企画者や講演者の年会費の支払い |
2023年2月20日 23:59※2 |
講演要旨の登録(集会内の講演、口頭発表、ポスター発表、高校生ポスター発表) |
※1 集会(シンポジウムと自由集会)の企画者と、集会内での講演者(招待講演者を除く)、一般講演の講演者は、集会の提案あるいは講演申し込みまでに、本学会に入会する必要があります。
※2 各締切日の17:00〜翌日10:00はお問い合わせに対応できません。各種手順の確認はお早めにお願いします。
基本情報
- ESJ70では、大会のオンラインプラットフォーム(以下、大会プラットフォーム)としてONLINE CONF(https://agri-smile.com/service/online-conf/)を用います。大会プラットフォーム上では、タイムスケジュールや各セッションの講演情報や講演要旨、演者のプロフィールなどが閲覧できるほか、各種集会や口頭発表へのアクセス、ポスターファイルの閲覧が行なえます。
- ポスター発表および高校生ポスター発表では、発表用ポスターのほか、3分程度の短い説明動画やグラフィカルアブストラクトのアップロードが可能です。説明動画とグラフィカルアブストラクトは、ポスター賞候補の発表には必須とします。グラフィカルアブストラクトは、ポスター発表の一覧表示におけるサムネイルのほか、交流会場となるSpatialChatの背景コンテンツにも使用されます。
- ポスター発表のコアタイムでは、プラットフォームに搭載されたビデオ通話機能を用いて議論をしていただきます。コメント機能を用いた議論も可能です。
- すべての講演(口頭発表・英語口頭発表・シンポジウム・自由集会・フォーラム・ジュニア生態学講座・公開講演・受賞講演)は、Zoomのミーティング(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)を用いて実施します。
- 受賞講演でのみ、講演者は現地での講演とそのオンライン配信、もしくは別の場所からのオンライン配信のいずれかを選択できます。
- 口頭発表・英語口頭発表では、事前に収録した講演動画のファイルアップロードが原則として必要とされます。発表時刻には、アップロードされた講演動画が大会プラットフォーム上で公開されるとともに、Zoomで配信される予定です。Zoomでは、講演動画の再生終了後、発表者に質疑応答をライブで行っていただきます。講演動画は、大会後1ヶ月間程度、大会プラットフォーム内で参加者に向けて公開され続けます。なお、発表時刻までに講演動画がアップロードされなかった場合には、Zoomでの発表をライブで実施していただき、その後に講演動画をご自身で用意してアップロードしていただくことも可能です。
- 口頭発表・英語口頭発表を除くすべての講演は、発表中に録画されます。これらの講演動画は、大会後1ヶ月間程度、大会プラットフォーム内で参加者に向けて公開され続けます。公開の可否については、申込時に確認します。
参加者の交流の促進
オンライン交流会
ESJ70では、SpatialChatを用いてオンライン形式の交流会を開催します。口頭発表の各セッションや各集会(シンポジウムや自由集会)の終了後、30分の交流時間を設けます。参加したセッションや集会の交流スペースに参加していただき、分野の近い方との交流をお楽しみください。もちろん、参加したセッションや集会以外の交流スペースに入室することも可能です。実りある大会にするためにも、積極的な参加を歓迎します。
大会公式懇親会
ESJ70では、SpatialChatを用いてオンライン形式の懇親会を開催します。大会参加者(高校生や自由集会聴講者を除く)なら誰でも参加できます。懇親会費は無料となります。参加申込も不要です。詳細は、大会ウェブサイトや大会プラットフォーム上でお知らせします。
各種締切
講演または企画のための新規入会・再入会と会費の納入期限
非会員の入会申込み | 2022年10月31日(月)23:59 |
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非会員の学会費入金 | 2023年2月20日(月)23:59 |
既会員の当該年度学会費入金 | 2023年2月20日(月)23:59 |
- オンライン入会ページより入会申込みの後、会員業務窓口より仮会員番号を通知します。仮会員番号を用いて以下の集会および講演の申込みを行なってください。
- 入会申込は随時受け付けますが、講演・企画申込のためには2022年10月31日23:59までに新規入会申込・仮会員番号取得を終えて講演・企画申込をする必要があります(講演・企画申込が23:59 を超えてはいけません)。入会申込の申請から仮会員番号の発行までは時間を要する場合がありますので、講演・企画申込をする方は時間に余裕を持って入会申込をしてください。入会手続きについては、https://esj.ne.jp/esj/Nyukai.htmlをご参照ください。
講演者・企画者に関連する各種締切
申込み | フォーラムの提案 | 2022年9月15日(木)23:59 |
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シンポジウムの提案 | 2022年10月31日(月) 23:59 | |
自由集会の提案 | ||
一般講演(英語口頭発表を含む) | ||
高校生ポスター発表 | ||
講演要旨登録 | 集会内の講演・一般講演 | 2023年2月20日(月)23:59 |
高校生ポスター | ||
大会参加費支払 | 当日まで受け付けます |
- スケジュールは変更される可能性がありますので、適宜、大会公式ホームページでご確認ください。
- 各締切日の17:00〜翌日10:00はお問い合わせに対応できません。各種手順の確認はお早めにお願いします。
- すべての締切に関して、締切後の追加や修正等の依頼には対応できません(正誤表での対応も予定しておりません)。
聴講者としての参加
大会参加申込 | 大会当日まで可能 |
---|---|
大会参加費支払 | 大会当日まで可能 |
自由集会のみの聴講(自由集会聴講券) | 2023年2月20日 |
みんなのジュニア生態学講座のみの聴講 |
- 自由集会・ジュニア生態学講座聴講のみの場合は、大会プラットフォームに入ることはできません。大会当日までに聴講可能なイベントのURLのみをメールにて連絡いたします。
諸経費の金額と支払い
学会費(年会費)
講演・企画を希望される場合は、締切までに2023年の会員資格が必要です。2022年10月31日までに入会申込後、2023年2月20日までに学会費をお支払いください(会費未納により会員資格停止された方の再入会を含みます)。既会員が講演・企画をされる場合は、同期日までに2022年学会費入金が必要です。
入会申込はこちら: https://esj.ne.jp/esj/Nyukai.html
入会に関する問合せ先
一般社団法人日本生態学会 会員業務窓口
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
Email: esj-post@as.bunken.co.jp
TEL: 03-6824-9381 FAX: 03-5227-8631
受付時間 平日9:00~12:00、13:00~17:00(土日祝を除く)
大会参加費・懇親会費
種別 | 大会参加費 | 懇親会費 | |
---|---|---|---|
早期割引価格 2023/2/20まで |
通常価格 2023/3/1以降 |
||
一般 | 7,000円 | 8,000円 | 無料 |
学生 | 2,500円 | 3,000円 | 無料 |
自由集会のみ | 1,000円 | 申込みできません | 参加できません |
講演のない中学生・高校生・学部学生 | 申込みできません | 無料 | 参加できません |
- 会員と非会員で参加費は共通です。
- 大会参加費の金額は、期日までに支払手続きを完了した場合に適用されます。
- 「定収入のない若手会員」の参加費は「学生」と同額になります。事前に会員業務窓口に申請の上、「定収入のない若手会員(2023年)」と認められた方はその旨を明記して大会参加申込みをしてください(参照:https://esj.ne.jp/esj/fee_discount/fee_discount.html)。
- 高校生のためのジュニア生態学講座については、参加費無料となっております。大会に参加せず、当講座のみの聴講を希望される方は、2023年2月20日までに参加申込みをしてください。
- 大会参加費については2023年2月20日(月)取消分まで全額を返金します(振込手数料等の経費は除く)。それ以降は返金できません。
- 申し込みシステムの移行のため、2023年2 月21日〜2月28日までは参加申込みの受付を停止する予定です。
参加申込み方法
一般の参加者の場合(大学院生以上と講演のある学部生を含む)
- 大会参加申込みと支払い手続きは、時期により利用するシステムが異なります。2023年2月20日までは大会申込サイト、2023年3月1日以降は大会プラットフォーム(ONLINE CONF)上で行なっていただきます(2月21〜28日は、システム移行手続きのため参加申込みは行なえません)。各サイトのURLは、大会ウェブページで案内いたします。
- 参加申込みと支払いを別の時期に別のシステムで行なっても問題ありません。
- 大会参加費を支払うことで、大会プラットフォームの全機能を利用することができるようになります。必ず大会当日までに大会参加申込みと参加費の支払手続きを完了してください(参加申込みが終了した時点では、大会プラットフォームの機能の内、参加費支払いを含む一部の機能しか利用できません)。
- 大会プラットフォームにログインできなければ、ポスターのアップロードや各講演へのZoomのURLの確認ができません。講演や視聴のトラブルを軽減するため、大会前に参加費を払い、大会プラットフォームへのログインを試していただくことを強く推奨します。
- 要旨登録時、関心のあるキーワードを5つ程度選択していただきます。
聴講者として大会公式行事に参加する場合
- 非会員の方でも、大会参加費をお支払いいただけば、聴講者として参加できます。
- 会員・非会員ともに、大会申込サイト、または、大会プラットフォーム上から大会参加申込と大会参加費の支払いを行なってください(時期により、支払いに利用するシステムが変わるのでご注意ください。参加申込みと支払いが別のシステムでも問題ありません)。
- 自由集会のみを聴講する場合には、自由集会聴講券(1,000円)を利用可能です。大会申込サイトから自由集会聴講券を購入してください。自由集会聴講券は、大会期間中複数日にわたって利用できます。
- 聴衆者としての大学の学部学生以下(中・高校生を含む)の大会参加費は「無料」です。2023年3月1日以降に大会プラットフォーム上から大会参加申込をなってください。
- 高校生ポスター発表会での発表、および「みんなのジュニア生態学」も参加費は無料です。詳しくは、高校生ポスター発表会・「みんなのジュニア生態学」の案内をご覧下さい。ポスター発表を行なう場合は、2022年10月31日までに参加申込みをしてください。ジュニア生態学講座の聴講のみをする場合は、2023年2月20日までに大会申込サイトから申込みを行なってください。
集会の企画と講演の申込み
- 講演・企画の申込は、大会申込サイトから行なっていただきます。10月上旬頃に受付を開始する予定ですので、大会公式ホームページで随時最新情報をご確認ください。
- 講演・企画の申込み手続きの詳細は、以下の「各種集会の企画申込」または「一般講演」の項目をご確認ください。
- すべての申込みについて、締切後の申込は一切受け付けられません。入力ミス・文字化けについても訂正しません。また、今大会は正誤表による修正も行ないませんので、十分ご注意のうえ、お申込みください。
大会参加資格一覧
会員種別ごとの参加資格は、以下の表の通りです。企画・講演の重複制限については、各集会および一般講演の詳細をご覧ください。
講演種別 | 会員種別 | |
---|---|---|
会員※1 | 非会員 | |
聴講者としての大会参加 | ○ | ○ |
一般講演(口頭発表・ポスター発表)※2 | ○ | |
シンポジウム・自由集会の企画※3 | ○ | |
シンポジウムでの講演※2 | ○ | ○※5 |
自由集会での講演※2 | ○ | |
シンポジウム・自由集会のコメンテータ・意見表明※4 | ○ | ○ |
※1 日本生態学会の正会員(一般・学生)および名誉会員を指します。賛助会員は含まれません。
※2 講演の主たる発表者(説明者)を意味します。共同発表者は会員である必要はありません。
※3 共同企画者も会員に限ります。
※4 要旨を登録しないコメンテーターや意見表明を指します。要旨登録を行う場合は「講演」となります。
※5 企画者に招待された方に限ります。下記「シンポジウムの募集」の「企画内容について」をご参照ください。
参加・講演申込みのフローチャート
参加・講演申込み、学会への入会など、申込み手順が若干複雑になっています。
以下のチャートでご自身が行うべき手続きをご確認ください。
各種集会の企画申込みの諸注意
シンポジウムと自由集会の概要
|
- 集会には「シンポジウム」・「自由集会」・「フォーラム」の3種類がありますが、これらのうち「フォーラム」は学会の各種委員会によって企画される集会であり、一般会員には企画できません。
- 企画申込には、共同企画者・講演者(主たる説明者、以下同様)が大会申込サイトに登録をすませておく必要があります。共同企画者・講演者はご自身の会員番号(非会員講演者の場合はログインID)を使って大会申込サイトにログインし、申込者情報(メールアドレス、所属先など)の登録をお早めにおすませください。
- 企画者は、大会申込サイトに登録された会員番号を用いて企画申込を行います。会員番号は、マイページの会員検索機能によっても調べることができます。
- 企画提案時の入力内容がそのまま大会プラットフォーム上に掲載されます。差し替えには一切応じられませんので、ご了承ください。
- 本大会では集会のオンライン配信を円滑に行なうため、専門業者によるZoom操作の当日サポートを行ないます。
- 大会期間前にZoomによる集会開催のリハーサルの機会を設ける予定です。
- オンデマンド配信の期間は、集会の数日後から一ヶ月間程度を予定しています。
シンポジウムと自由集会の概要表
シンポジウム | 自由集会 | |
---|---|---|
位置づけ | 大会の核となる集会 | 様々な話題を自由に議論する場 |
開催時間 | 3時間 | 1.5時間 |
開催の優先度 | 最優先 |
最優先ではない プログラムが混み合う場合は抽選 |
開催日時 | 日中に開催 | 夕刻を中心に開催 |
非会員による講演 |
奨励 招待講演者として参加費を免除 |
不可 要旨登録を伴わないコメント等は可能 |
企画者・講演者の一般講演 | 不可 | 可 |
企画者・講演者の他集会での企画や講演 | 不可 | 不可 |
シンポジウムの申込み
ESJ70では、大会シンポジウムの企画案を会員から募集します。シンポジウムは、大会の中心となる集会です。下記の趣旨をご理解のうえ、奮ってお申込みください。シンポジウムの開催時間は3時間とし、完全オンラインでの開催です。多様な立場やジェンダー、国籍の研究者からの意欲的な提案を期待しています。なお、発表は録画され、会期中あるいは大会後1ヶ月間程度、大会参加者向けにオンデマンド配信される予定です。オンデマンド配信の可否については、企画の提案時に確認します。
【シンポジウムの企画内容について】
- 大会参加者は、毎年多様なテーマに関するシンポジウムが開催されるとともに、これまでにはなかった新鮮なテーマのシンポジウムが開催されることを期待しています。
- 他分野との交流を深めるため、生態学会の非会員の方に招待講演をしていただくことも可能です。招待講演者の大会参加費は無料となります。なお、同一の非会員による2年連続の招待講演はできませんのでご注意ください。
- 新型コロナウイルスの感染状況を見通せないことから、例年採用していたEcological Research 誌による招待講演者(ER招待講演者)の募集を本大会では行ないません。しかしながら、シンポジウムでの国際的な情報発信や議論の活発化のため、海外研究者のオンライン参加や非会員の方の招待講演者制度を利用した積極的な参加を歓迎します。
【シンポジウム企画者が行なう手続き】
- シンポジウムの応募締切は、2022年10月31日(月)23:59です。
- 企画者は、ダイバーシティーの尊重の観点から、企画者や講演者の立場やジェンダーなどのバランスに配慮して集会を構成してください。
- 大会企画委員会は集会の内容に関与しませんが、個人および団体を誹謗中傷する内容などを含むと判断されるシンポジウム企画は採択されないことがあります。
- 企画者は、企画の提案時に、集会全体(趣旨説明やコメンテーターによるコメント部分を含む)についてのオンデマンド配信の可否、および各講演についてのオンデマンド配信の可否について回答していただきます。
- 企画者がすべての講演をまとめて登録します。企画者は申込み前に、日本語・英語両方の各講演情報(講演タイトル、講演者・共同発表者の氏名・所属)および企画者・共同企画者・講演者の会員番号(招待講演者についてはログインID)をあらかじめ集約しておいてください。
- 申込サイトにアクセスし、シンポジウムタイトル、集会要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)、各講演情報を入力してください。また、共同発表者の情報もこの入力により確定するため、講演要旨登録時には変更できませんのでご注意ください。
【シンポジウム講演者が行なう手続き】
- 非会員の招待講演者を除き、シンポジウムで講演できるのは2022年10月31日(月)までに学会への入会申込みを行ない、2023年2月20日までに学会費の納入をすませた会員(正会員および名誉会員、以下同様)のみです。
- 講演者(招待講演者を除く)は、大会当日までに参加費を納入してください。大会プラットフォームにスムーズにログインするために、できるだけ早い納入を推奨します。なお、2023年2月20日までなら、参加費が早期割引の対象となります。
- 各講演者は、日本語・英語両方の各講演情報(講演タイトル(日本語全角40文字/英語半角150文字以内)、講演者・共同発表者の氏名・所属)および講演者の会員番号(招待講演者についてはログインID)をシンポジウムの提案時(2022年10月31日締切)までに企画者にお知らせください。また、自身の講演についてのオンデマンド配信の可否についても企画者にお知らせください。
- 各講演者は、2023年2月20日(月)までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)を登録してください。
【シンポジウム応募の制限について】
- 企画者(共同企画者も含む、以下同様)は会員(正会員および名誉会員、以下同様)に限ります。非会員は企画者になれません。
- 異なるシンポジウム間で重複して企画者または講演者(講演の主たる説明者、以下同様)となることはできません。
- シンポジウムの企画者・講演者は、自由集会の企画者・講演者、一般講演(口頭発表、ポスター発表とも)の講演者になることはできません。
- 要旨登録を伴わない趣旨説明やコメント、意見表明などは、講演には数えません。そのため、これらは講演の重複制限の対象とはなりません。
- シンポジウムとして申請する場合、講演者は2名以上で構成してください。講演者が1名だけの場合は自由集会として申請してください。
【英語使用について】
- 日本生態学会では、留学生や海外からの大会参加が増えています。今後もさらに参加者同士の研究交流が進むことを目指して、シンポジウムにおける英語の使用(日本語との併用を含む)を奨励します。
- 日本語で開催されるシンポジウムでは、可能な範囲で、スライドでの英語の併記や簡単な英語版ハンドアウトの用意などの工夫をお願いします(二か国語スライド等は、英語開催のシンポジウムにおいて非英語話者の参加を促すのにも有効です)。
自由集会の申込み
ESJ70では自由集会を募集します。自由集会は、新しい分野の立ち上げを助け、生態学の枠組みからはみ出す話題についても自由に議論できる場として、生態学会が伝統的に重視してきた集会です。下記の趣旨をご理解のうえ、奮ってお申込みください。自由集会の開催時間は1.5時間の予定です。多様な立場やジェンダー、国籍の研究者からの意欲的な提案を期待しています。なお、発表は録画され、会期中あるいは大会後1ヶ月間程度、大会参加者にオンデマンド配信される予定です。録画された動画の配信の可否について、企画の提案時に確認します。
【自由集会の企画者が行なう手続き】
- 自由集会の応募締切は、2022年10月31日(月)23:59です。
- 企画者は、ダイバーシティーの尊重の観点から、企画者や講演者の立場やジェンダーなどのバランスにできる限り配慮して集会を構成してください。
- 大会企画委員会は集会の内容に関与しませんが、個人および団体を誹謗中傷する内容などを含むと判断される企画は採択されないことがあります。
- 企画者は、企画の提案時に、集会全体(趣旨説明やコメンテーターによるコメント部分を含む)についてのオンデマンド配信の可否、および各講演についてのオンデマンド配信の可否について回答していただきます。
- 企画者がすべての講演をまとめて登録します。企画者は申込み前に、日本語・英語両方の各講演情報(講演タイトル、講演者・共同発表者の氏名・所属)および企画者・共同企画者・講演者の会員番号をあらかじめ集約しておいてください(要旨登録を伴わないコメントや意見表明を行なう方の会員番号入力は不要です)。
- 申込サイトにアクセスし、自由集会のタイトル、集会要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400単語以内)、各講演情報を入力してください。また、共同発表者の情報もこの入力により確定するため、講演要旨登録時には変更できませんのでご注意ください。
【自由集会の採否について】
- 十分なZoomのアカウント数を確保する予定ですが、提案数が例年を大幅に上回る場合には、抽選で自由集会の採否を決定します。
- 開催の可否については、締切の約3 週間後にメールで連絡します。
注意事項
- 意見表明やライトニングトークのように、要旨登録を伴う講演のない集会を開催することも可能です。この場合は講演登録の手続きを行なう必要はありません。
- 要旨登録を伴わない趣旨説明、コメント、意見表明などは、講演には数えません。そのため、要旨登録を伴わないコメントや意見表明を行なう方の情報は講演者としては登録せず、集会要旨の中に記載してください。
- 要旨登録を伴わないコメントや意見表明を行なう方についても、大会参加申込もしくは自由集会聴講券の購入が必要です。企画者は注意喚起をお願いします。
【自由集会の講演者が行なう手続き】
- 申込・講演できるのは、2022年10月31日(月)までに入会申込みを行ない、2023年2月20日までに学会費(年会費)の納入を済ませた正会員のみです。非会員の方に招待講演をしていただくことはできません(要旨登録を伴わないコメントや意見表明は可能です)。
- 各講演者は、大会当日までに参加費を納入してください。大会プラットフォームにスムーズにログインするために、できるだけ早い納入を推奨します。なお、2023年2月20日まで参加費が早期割引の対象となります。
- 各講演者は、日本語・英語両方の各講演情報(講演タイトル(日本語全角40文字/英語半角150文字以内)、講演者・共同発表者の氏名・所属)および講演者の会員番号を自由集会の提案時(2022年10月31日締め切り)までに企画者にお知らせください。また、自身の講演についてのオンデマンド配信の可否についても企画者にお知らせください。
- 各講演者は、2023年2月20日(月)までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら400 単語以内)を登録してください。
- 要旨登録時、講演に関連するキーワードを5つ程度選択していただく予定です。
注意事項
- 要旨登録を伴わないコメントや意見表明を行なう方についても、大会参加申込もしくは自由集会聴講券の購入が必要です。参加申込みや参加費の支払いを済ませてください。
- 要旨登録を伴わない趣旨説明、コメント、意見表明などは、講演には数えません。そのため、要旨登録を伴わない趣旨説明、コメント、意見表明などは、発表の重複制限の対象とはなりませんが、どの集会で発表を行なっているのか把握できないため、シンポジウムとのスケジュール調整は事実上不可能ですのでご注意ください。
【自由集会の企画内容と応募の制限について】
- 自由集会は、新しい分野の立ち上げを助け、生態学の枠組みからはみ出す話題についても自由に議論できる場として、生態学会が伝統的に重視してきた集会です。
- 自由集会では、全体の趣旨説明と概要のほか、個別の講演の要旨も、大会ウェブページや大会プラットフォーム上に掲載されます。
- 企画者(共同企画者も含む、以下同様)は会員(正会員および名誉会員、以下同様)に限ります。非会員は企画者になれません。
- 講演者は会員に限ります(「講演者」は「講演の主たる説明者」を意味します。以下同様)。非会員の方に招待講演をしていただくことはできません(要旨登録を伴わないコメントや意見表明は可能です)。
- 自由集会の企画者・講演者は、一般講演(口頭発表もしくはポスター発表)のみ、重複して講演することができます。
- 自由集会の企画者・講演者は、シンポジウム及び他の自由集会の企画者・講演者となることはできません。
フォーラムの申込み
フォーラムとは、生態学会の各種委員会が企画し、生態学会の運営や学会が取り組んでいる生態学に関連する課題について広く会員の意見を募り、会員相互の情報共有を促すとともに、広範な議論により学会内の合意を形成することを目指すものです。会員(正会員および名誉会員、以下同様)は大会参加申込の有無に関わらず、フォーラムには無料で参加することができます。フォーラムの企画やフォーラムでの話題提供は、重複講演制限の対象となりません。申込は各委員会代表者が行ないます。フォーラム企画の申込みは締め切られています。仮提案は、理事会に意見聴取をし、大会企画委員会および実行委員会との調整の上で、最終的な採択の可否が決定されます。これらの協議の過程で、内容の修正や開催形態の調整を求められることがあります。採択が決定したフォーラムについては、大会申込みサイトより企画の本提案を申込みしていただきます。フォーラムのオンラインで開催され、開催時間は約1.5時間です。
注意事項
- 会員には、フォーラム会場となるZoomのURLを会期前にメールにてお知らせいたします。
- 非会員の大会参加者(大会参加費支払者)も、フォーラムに参加できます。
- 非会員の自由集会聴講券の利用者は、フォーラムに参加することはできません。
- フォーラムに招待された非会員講演者は、フォーラムのみ無料で参加することができます。シンポジウムや一般講演など他のプログラムへの無料参加はできないため、参加する場合は大会参加費を支払う必要があります。
一般講演の申込み
- 一般講演には口頭発表とポスター発表があります。それぞれの発表方法の詳細は、下記の説明をご覧ください。申込時に希望(口頭発表かポスター発表)をお聞きしますが、それぞれの発表件数の多寡によってはご希望に沿えない場合もあります。
- 本大会では審査員確保の観点から、ポスター賞の申込数について、500件という上限を設定します。一般ポスターの申込数については、上限設定はありません。
- 口頭発表には、英語口頭発表聴衆特別賞の審査対象者を含めた英語セッションと通常のセッションがあります。通常のセッションにおいて英語で発表することも可能です。
- 海外からの招待者や留学生など、日本語を解さない参加者との交流のためにも、日本語の発表の場合でも一部英語併記を推奨します。
- 発表内容に応じた割り振りやポスター賞のグループ分けを行なうため、講演申込時に希望分野を選んでいただきます。一般講演申込のフォームに選択可能な分野一覧が示されますので、第3希望までお選びください。以下は講演申込のときに示される発表分野 (候補)の一覧です。なお、応募数によっては、分野が統廃合される場合もあります。
群落 | 植物個体群 | 植物繁殖 | 植物生理生態 |
植物生活史 | 菌類・微生物 | 景観 | 遷移・更新 |
動物と植物の相互関係 | 進化 | 生物多様性 | 数理 |
動物群集 | 動物繁殖 | 動物個体群 | 動物生活史 |
行動 | 保全 | 生態系管理 | 外来種 |
物質循環 | 生態学教育・普及 |
注意事項
- 一般講演の講演者(主たる説明者、以下同様)は、日本生態学会の会員(正会員および名誉会員、以下同様)に限ります (共同発表者は会員である必要はありません)。
- 講演者は、2022年10月31日までに、大会申込サイトからから講演申込を行なうとともに、大会参加費を納入してください。
- 講演申込には、日本語・英語両方の講演タイトル(日本語全角で40文字以内、英語半角で150文字以内)や講演者名などが必要となります。
- 2023年2月20日(月)までに大会申込サイトから講演要旨(日本語なら800文字以内、英語なら200単語以内)を登録してください。
- 一人で2つ以上の講演の演者になることはできません(共同発表者になることは差し支えありません)。
- シンポジウムの企画者・講演者は一般講演を行なうことができません(口頭・ポスターとも)。
口頭発表の方法
- 口頭発表ではZoomミーティングを使用します。発表時間には、事前にアップロードされた発表動画ファイルが再生され、再生終了後に質疑応答がリアルタイムで行われます。
- 発表動画ファイルの事前アップロード締め切り日時は現在検討中のため、今後のご案内にご注意ください。ファイルサイズを500MB以内としてください。ファイル形式はMP4のみに対応しています。アップロードされた発表動画は、発表日に大会プラットフォーム(ONLINE CONF)上で視聴可能な状態になります。視聴可能な状態は、最短で大会終了まで、最長で会期後1ヶ月間程度継続されます。会期後の公開継続の可否については、申込みの際に選択してください。
- 発表動画の再生および画面共有は、専門業者が行います。
- 各講演者には、ご自身のパソコンからZoomにて質疑応答を口頭で行なっていただきます。質疑応答は、大会ポータルサイトの各講演のページに用意されるコメント機能を用いて、テキストで行なっていただくことも可能です。発表時間中に質問しきれなかった場合などに、適宜ご利用ください。
- 発表時刻までに講演動画がアップロードされなかった場合には、Zoomでの発表をライブで実施していただき、その後に講演動画をご自身で用意してアップロードしていただくことも可能です。[2022/12/22 別の項目で説明しておりましたが、念のためこちらにも追記しました。]
- 本大会はオンライン開催となりますので、Zoomミーティングの使用方法や、ご自身が使用するインターネット環境の安定性について、大会期間前に各自十分なテストを行なっていただくよう、よろしくお願いします。なお、口頭発表の円滑な運営のため、大会期間前にサポート業者を交えたリハーサルの機会を設定する予定です。詳細については、大会公式ホームページで追ってお知らせします。
- ご自身のインターネット環境や当日の操作方法など、当日のリアルタイムでの質疑応答に不安のある方は、ポスター発表を選択することもご検討ください。ご自身の環境や準備状況によって発表の不具合が生じても、返金等の対応はできかねますので、ご了承ください。
- 口頭発表では、英語セッションを含め、前の講演者に次の講演の座長を担当していただきます。最初の座長は会場係が担当します。(2023/1/18 追記)
英語口頭発表賞(English Presentation Award, EPA)
- 本大会では、第9回英語口頭発表賞(English Presentation Award, EPA)を実施します。ぜひご参加ください。また、賞に該当しない「非若手研究者」の方の英語口頭発表枠での一般講演も歓迎します。ふるってご参加ください。
賞の目的
- 英語口頭発表賞(EPA)は、大会における英語による研究発表を振興し、留学生や国外からの参加者との議論の場をより多く作ることを目的として設けられています。同時に、特に若手研究者のコミュニケーション能力と国際的情報発信力を高める機会を増やしたいと考えています。今回実施するEPAでも、この目的と精神を踏襲します。
- この賞は英語の流暢さなどの言語能力を競うものではありません。応募者には発表の学問的内容と発表技術や姿勢を競っていただき、審査員による採点から優れた発表と判断されたものに賞を授与します。
応募資格
- 従来のEPAの応募資格を踏襲します。すなわち、日本生態学会の会員で、学生 (学部、修士課程、博士課程)または 2023年3月までで学位取得後 5年以内であることが応募条件となります。育児/介護休暇はこの5年間に含めません。過去のEPAおよびEPAAの受賞者も応募可能です。なお、この応募資格は、次回大会のESJ71以降、変更になる可能性があります。
審査基準
-
詳細は後日大会公式ホームページでお知らせしますが、審査員による点数評価により審査を行ないます。講演の申込みと賞への応募は、大会申込サイトから行なっていただきます。10月上旬頃稼働の予定ですので、大会公式ホームページで随時最新情報をご確認ください。皆様のご応募を心からお待ちしております。(2023/1/18 削除) - 各演題は3~5名の審査員によって点数評価されます。審査項目は(1)研究の意義・新規性・発展性、(2)手法や結果解釈の適切さ、(3)論理の明快さ、(4)情報を伝える工夫・配慮(スライドの明瞭性・デザイン・フォントサイズなど)、(5)質疑応答(的確さ・長さ)の5項目です。それぞれの項目についてExcellent(5点)、Good(4点)、Average(3点)、Fair(2点)、Poor(1点)で採点されます。(2023/1/18 追記)
- 審査は分野ごとに行い、各分野で表彰する発表の割合が20%程度となるよう、応募者が6人以下ならBest Presentation Award(総得点1位)のみ、7人以上ならそれに加えてExcellent Presentation Award(総得点1位と2位)を選出します。(2023/1/18 追記)
ポスター発表の方法
概要
- ポスター発表は、大会プラットフォーム(ONLINE CONF)にアップロードされたポスターファイルを、参加者が大会期間中に自由に閲覧するという形式で実施します。このプラットフォーム上には、ビデオ会議機能(コアタイムのみ)とテキストチャット機能が標準で備わっています。コアタイムにはこのビデオ会議機能を利用して、ポスターの説明や質疑応答を行なっていただきます。また、テキストチャットには、自分のコメントに返信が付いた際の通知機能などもあり、利用しやすくなっています。コアタイム外でもビデオ会議によるディスカッションをしたい場合には、ご自身で用意されたZoomミーティング等を使用してください。そのような外部ミーティングルームのURLのアナウンス等にもテキストチャットが利用できます。
コンテンツの形式
- ポスター発表で用いることのできるコンテンツは、ポスター本体(+補足資料)、グラフィカルアブストラクト、および説明動画の3点です。
- ポスター本体は、PDF形式(音声や動画の埋め込みをしない)で作成してください。ファイルサイズの上限は5MBで、これを超えるサイズのファイルはアップロードできません(ファイルサイズが大きいとプラットフォーム上での表示に時間がかかるため、ファイルサイズで1MB以下、あるいはページあたり500KB以下を推奨します)。形式としては「A4サイズ横向き×4枚程度」を推奨します。通常のフォントサイズ(例:12ポイント)で書き込んだものであれば拡大しなくともプラットフォーム上での視認性・可読性は良好です。口頭での補足説明がなくても研究内容が理解できるよう心がけて作成してください。
- 本学会では国際交流に力を入れて取り組んでいます。このため、日本語を理解しない聴衆に対しての配慮を歓迎します。具体的には、ポスターの中で要点を日英併記にする、あるいはポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)を別途用意する、などです。英語版ポスターを別途用意していただく際には、「A4サイズ横向き×4枚」が2セット(日本語版・英語版)という構成が推奨されます。
- ポスター本体の内容を補足し、聴衆のより深い理解を助けるための補足資料(追加の図表やデータ、文書など)を表示することも可能です。これらの資料は、上述のポスターと同一のPDFファイル内でポスターの後に続くように別ページで格納し、1つのPDFファイルとした上でアップロードしてください(英語版ポスターやこれらの補足資料を追加した場合でもファイルサイズの上限は5MBです)。
- グラフィカルアブストラクトは、ポスターの一覧表示おけるサムネイル画像、プラットフォーム上で表示される一枚目のポスター画像、および交流会・懇親会会場となるSpatialChatの背景コンテンツとして使用されます。縦横 1200 pixel x 1200 pixel のJPG画像として作成してください。必ずしも研究内容を要約した画像である必要はなく、たとえば研究対象生物の写真などでも構いません。アイキャッチになることが重要です。なお、グラフィカルアブストラクトの使用は、ポスター賞に応募する場合は義務としますが、それ以外では任意とします。
- SpatialChatに貼られたグラフィカルアブストラクトは、ID管理の都合により、大会に参加申込みをしていない方にも閲覧される可能性があります。グラフィカルアブストラクトに含まれる情報には、通常の発表要旨と同程度の機密性をお心がけください。(2023年3月4日追記)
- ポスター内容を説明する動画や発表内容に関連する動画をアップロードすることができます(2ファイルまで/MP4形式のみ/500 MB以下/5分以内)。プラットフォーム上では、この動画はポスターとは別に表示されます。聴衆はポスターを表示したまま動画を視聴したり、動画ファイルに含まれる音声だけを聞きながらポスターを眺めたりすることができます。なお、発表動画の使用は、ポスター賞に応募する場合は義務としますが、それ以外では任意とします。(2023.3.13 アップロードできる動画ファイルの数の上限を訂正しました)
ポスターのアップロード
- 2023年3月1日からコンテンツのアップロードができるようになる予定です。アップロードは講演申込者自身が行ないます。
- ポスター賞に応募している発表の講演者は、2023年3月15日23:59までにすべてのコンテンツ(グラフィカルアブストラクトを含む)をアップロードしてください(これは、SpatialChat上にグラフィカルアブストラクトを貼り付けるための時間的猶予が必要だからです)。ポスター賞に応募していない発表についてもできる限り期日までにファイルのアップロードを済ませてください。コアタイムまでにファイルをアップロードいただけない場合は未発表として扱わせていただく可能性がありますので、早めの準備をお願いします。
その他
- アップロードされたポスターや説明動画は、ダウンロードやテキストのコピーができない設定になります。
- ポスターは会期後1ヶ月間程度プラットフォーム上で閲覧できる状態が続き、この間はテキストチャットを用いたディスカッションも引き続き可能にする予定です。会期後も、交流の場としてご活用ください。
ポスター賞
- 若手研究者の研究活動を奨励するために、優秀なポスター発表に賞を贈ります。応募資格については、下記をご参照ください。ポスター発表に関する詳細は大会公式ホームページにも掲載しますので、ポスターを準備するときの参考にしてください。
- 本大会では審査員確保の観点から、ポスター賞応募数の上限を500件に設定します。申込は先着順とし、上限に達した場合は一般ポスターまたは口頭発表での発表となります。一般ポスターについては、申込数の上限設定はありません。
ポスター賞応募資格
本大会では、講演者のポスター賞応募資格について以下の条件を設けます。
- 一般講演の申込締切期限(2022年10月31日)の時点で博士号未取得の学生会員とします。
- 過去の日本生態学会大会ポスター賞「最優秀賞」または「優秀賞」を受賞した者は、上記の条件を満たしていても応募できません。過去の日本生態学会大会はEAFESと合同で運営された大会を含みます。
- 発表コンテンツとして、ポスター本体のほかにグラフィカルアブストラクトと説明動画を掲示していることを要件とします。
ポスター賞審査の要点
選考上重視されるポイントには以下のようなものがあります。ポスター賞応募者は、これらの点に十分考慮してポスター作成をお願いします。
-
ポスターの情報伝達能力
ポスター発表では、研究内容がわかりやすく表示されているかが重要です。例えば、(1)良いタイトル、(2)わかりやすい要旨、(3)視線を引きつける工夫、(4)短時間でおおまかな内容が伝えられる工夫などが必要でしょう。そのためには、字・図表が見やすいこと、情報過多でない、説明なしでも要点が理解できることなどが重要です。公平性を期すために、演題タイトルの受付登録後の変更はお控え下さい。 -
研究の質
(1)新規性・独創性、(2)データの質・量、(3)解析方法の妥当性、(4)議論・結論の妥当性について審査されます。
補足
- 今回のポスター発表では、グラフィカルアブストラクト、ポスター本体、補足資料(PDF)、補足資料(動画)をアップロードすることが可能となっていますが、このうち審査の対象となるのはポスター本体だけとなります。また、このポスター本体は、「A4横向き×4枚程度」の形式で作成をを予定しています。今後のご案内にご注意ください。
- 過去に審査対象であった「発表技術」は、今大会では、審査対象に含まれません。優れたポスターは読んだだけでその意義を理解できると考えられるためです。また、ポスター賞の応募者が多いため、審査に要する負担が著しく高まっていることも理由の一つです。ただし、ポスターを見ただけでは評価しにくい項目については、審査員がテキストチャットやコアタイムのビデオ会議機能を用いて発表者に質問し、その応答をもって評価することがあります。
- 日本語を理解しない研究者に対して配慮がなされているかも考慮します。審査の際には使用言語に関わらずポスターの内容についてのみ評価しますが、審査の結果同票だったポスターについては英語による理解が可能なポスターの順位を繰り上げます。英語による理解が可能なポスターとは、少なくとも、タイトル、イントロおよび結論が英語併記される等して、英語を読むだけで研究の概要を理解できる場合、あるいはポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)が別ページに用意されている場合等に該当します。
- 使用言語を「英語」、もしくは「バイリンガル」とした場合、ポスターの中に英語での説明を含めるか、ポスター内の言語を英語に変更したポスター(英語版ポスター)も用意するようにして下さい。
- 最優秀ポスター賞に選ばれたポスターのグラフィカルアブストラクトは、SpatialChatの特設スペースにも表示される予定です。
ポスター発表にかかわる賞について
- 本大会のポスター発表では、従来どおりのポスター賞に加えて、大会参加者全員で選ぶ「いいね!」賞とベストディスカッサー賞が新たに設けられます。
- 日本生態学会ではなくESJ70が独自に授与するため、学会公式の賞ではありません。
- これらの賞の受賞者は、決定次第、ONLINE CONFおよび大会ウェブサイトで告知します(2023/1/5 追記)。
「いいね!」賞
- コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して、今回、通常のポスター賞とは別に賞を設けます。選考は、ポスター発表に対する投票(「いいね!」)の数で行われます。有効票として計上されるのは、そのポスター発表に対してコメントを残した方が投じた票に限られます。投票の権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞の選考にあたっては、多くの閲覧者を得られたポスターが有利になります。そのため、閲覧システムの性質上、番号の若いポスターほど有利になる可能性があります。発表番号は申込順に付けられますので、早めの発表申し込みが推奨されます。
ベストディスカッサー賞
- 良質のコメントを書き込むことによってポスター発表および高校生ポスター発表の盛り上がりに貢献した大会参加者個人に対し、賞を贈ります。
- コメントについた「いいね!」の数を大会参加者ごとに集計し、選考します。コメントに「いいね!」をつける権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
- この賞は、コメント機能を活用した参加者間のコミュニケーションを活性化することを意図して今回特別に設けられたものです。
高校生ポスター発表会・みんなのジュニア生態学講座
- 「高校生ポスター発表会」と「みんなのジュニア生態学講座」は、生態学の社会への普及・教育のため、日本生態学会によるアウトリーチ活動の一環として企画されています。高校生(中学生も歓迎です)にポスター発表をしていただき、生態学諸分野の専門家や学生、他の参加校との交流を通して、生態学全般への関心をさらに高めてもらうことが本企画のねらいです。生き物の生態や環境に関わる生物学の内容であれば、どのような分野や題材の発表でも大歓迎です。既に他の学会等で発表された研究の場合、そこからどのように発展したのかを含め、研究の集大成・経過報告としてご発表ください。参加費は無料です。
- 「みんなのジュニア生態学講座―高校生と研究者の交流会」は今年で9年目を迎えます。現在活躍中の生態学者に、高校生や大学生の頃の話や現在の研究に至った経緯などを話していただき、高校生に研究者を身近に感じてもらう交流会を行ないます。Zoomを用いてリアルタイムで実施します。詳細は随時、大会公式ホームページなどでお知らせします。
日時(2023.3.14 時間帯等を訂正)
- 2023年3月19日(日)
- ポスター発表コアタイム:11:30~12:30(PH-01~
PH-33)・12:30~13:30(PH-34~PH-66) - みんなのジュニア生態学講座(高校生と研究者の交流会):13:30~15:00
- 表彰式:15:00~15:30
募集要項
【参加費】
- 発表者(人数に制限なし)および顧問の教員等(1校につき2名まで)は、大会参加費が免除されます。聴講のみの参加の生徒も無料です。
【発表資格】
- 原則として、高等学校(中学校)または高等学校に相当する教育機関に在籍する生徒であること。国籍は問いません。
【発表内容】
- 生態や環境に関わる生物学の内容であれば、どのような分野や題材の発表でも受け付けます。既に他の学会等で発表された研究の場合、そこからどのように発展したのかを含め、研究の集大成・経過報告としてご発表ください。
【発表数】
- 本大会においては、発表者の所属1校あたりの制限はありません。ただし、審査対象となるのは、1校あたり最大2件です。審査対象の候補となるポスターは各校が申し込み前に選定してください。申し込み後は、審査対象を変更できませんのでご注意ください。
【発表方法】
- ポスター発表は、大会会場となるオンラインプラットフォーム(ONLINE CONF)にアップロードされたポスターファイルを、参加者が大会期間中に自由に閲覧できる形式で実施します。
- ポスター発表で用いることのできるコンテンツは、ポスター本体(+補足資料)、グラフィカルアブストラクト、および説明動画の3点です。
- ポスター本体は、PDF形式(音声や動画の埋め込みをしない)で作成してください。ファイルサイズの上限は5MBですが、ファイルサイズが大きくなるとオン ラインでの表示速度が低下します。そのため、ポスターのファイルサイズは1MB以下(もしくはページあたり500kB以下)とする ことを推奨します。形式としては「A4サイズ横向き×4枚程度」を推奨します。通常のフォントサイズ(例:12ポイント)で書き込んだものであれば拡大しなくともプラットフォーム上での視認性・可読性は良好です。口頭での補足説明がなくても研究内容が理解できるよう心がけて作成してください。
- 補足資料とは、ポスター本体の内容を補足し、聴衆のより深い理解を助けるための追加の図表やデータ、文書などです。これらの資料は、上述のポスターと同一のPDFファイル内でポスターの後に続くように別ページで格納し、1つのPDFファイルとした上でアップロードしてください。ポスター本体+補足資料のファイルサイズの上限は5MBです。
- グラフィカルアブストラクトとは、科学論文などにおける研究結果を一つの図にまとめたものです。今大会では、グラフィカルアブストラクトを一般発表・高校生発表に取り入れ、ポスターを一覧表示したときのサムネイル画像、また、プラットフォーム上でポスター画像の一枚目として表示します。高校生の皆さんも、グラフィカルアブストラクトで自身の研究をアピールして、多くの発表の中から聞いてみたいと思われる工夫をしてみてください。図表ではなく、研究対象生物の写真などを使うのも良いでしょう。画像は縦横 1200 pixel x 1200 pixel のJPG画像として作成してください。グラフィカルアブストラクトは必ずアップロードしてください。
- 補足説明資料として、動画ファイルもアップロード可能です。その場合、ファイルサイズを500MB以内としてください。ファイル形式はMP4のみに対応しています。ポスターの説明動画や実質的に音声だけの動画ファイルでも問題ありません。
- ONLINE CONFにはこのプラットフォーム上には、ビデオ会議機能(コアタイムのみ)とテキストチャット機能が備わっていますので、ディスカッションや質疑応答に利用してください。コアタイム外でビデオ会議によるディスカッションをしたい場合には、ご自身で用意されたZoomミーティング等を使用してください。そのような外部ミーティングルームのURLのアナウンス等にもテキストチャットが利用できます。
- 2023年3月1日からコンテンツのアップロードができるようになる予定です。アップロードは講演申込者自身が行ないます。ポスターは2023年3月15日23:59までなら何度でも再アップロード可能です。
- ポスター賞に応募している発表の講演者は、2023年3月15日23:59までにすべてのコンテンツ(グラフィカルアブストラクト含む)をアップロードしてください。これは、コアタイムの日(3月19日)の朝に審査が開始されるためです。ポスター賞に応募していない発表についても、できる限り、前日までにファイルのアップロードを済ませてください。
- 2023年3月15日23:59以降にも、ポスターのコンテンツをアップロードすることは可能です。ただし、SpatialChatへのグラフィカルアブストラクトの貼り付けは大会スタッフが行いますので、その際には個別にお問い合わせください。
- SpatialChatに貼られたグラフィカルアブストラクトは、ID管理の都合により、大会に参加申込みをしていない方にも閲覧される可能性があります。グラフィカルアブストラクトに含まれる情報には、通常の発表要旨と同程度の機密性をお心がけください。(2023年3月4日追記)
- コアタイムまでにファイルがアップロードできされない場合はポスター賞審査対象外となるが可能性がありますので、早めの準備をお願いします。
- ポスターのアップロードは、1件につき1アカウント(発表申込者)のみ実施できます。代理でアップロードする場合、申込者のアカウント名とパスワードの共有をお願いいたします。なお、1アカウントで2講演を申し込まれた場合、1アカウントから2講演のアップロードが可能です。
- アップロードされたポスターは、ダウンロードやテキストのコピーができない設定になります。
- ポスター本体の内容を補足し、聴衆のより深い理解を助けるための補足資料(追加の図表やデータ、文書など)を表示することも可能です。これらの資料は、上述のポスターと同一のPDFファイル内でポスターの後に続くように別ページで格納し、1つのPDFファイルとした上でアップロードしてください。
【ポスター賞】
- 研究活動を奨励するために、優秀な研究発表を行ったポスターに賞を贈ります。
- ポスター賞への応募は各校2件のみです。
- 最優秀ポスター賞に選ばれたポスターのグラフィカルアブストラクトは、SpatialChatの特設スペースにも表示される予定です。
- 審査はポスター本体に基づいて行います。
- ポスター1件につき複数名の審査員が配置され、評価をします。
- 審査項目は、1)研究の新規性・独自性、2)手法と解釈の適切さ、3)データの質・量、4)論理の妥当性、5)情報を伝える工夫・配慮の5点です。
- 審査員が必要に応じて質問やコメントをすることがあるので、コアタイムには必ず待機してください。
【「いいね!」賞】
- 本大会のポスター発表では、従来どおりのポスター賞に加えて、大会参加者全員で選ぶ ”「いいね!」賞” が設けられます。
- オンライン学会では、対面での学会よりもどうしても対話の数が少なくなりがちな一方で、コメント機能によって時間の都合に関係なく議論ができることが利点です。”「いいね!」賞” は、コメント機能をより活用し、議論を活性化させることを目的に、本大会で試験的に導入されます。
- 選考は、ポスター発表に対する投票(「いいね!」)の数で行われます。投票の権利は高校生を含むすべての大会参加者にありますが、有効票として計上されるのは、そのポスター発表に対してコメントを残した方が投じた票に限られます。
- この賞の選考にあたっては、多くの閲覧者を得られたポスターが有利になります。そのため、ポスターの内容とは別に、魅力的なアイキャッチが重要になる可能性があります。
【ベストディスカッサー賞】
- 良質のコメントを書き込むことによってポスター発表および高校生ポスター発表の盛り上がりに貢献した大会参加者個人に対し、大会から賞を贈ります。高校生のみなさんも、高校生ポスターだけでなく、ぜひ一般ポスターを見て、議論をしてみましょう。
- コメントについた「いいね!」の数を大会参加者ごとに集計し、選考します。コメントに「いいね!」をつける権利は、高校生を含むすべての大会参加者にあります。
【みんなのジュニア生態学講座-高校生と研究者の交流会】
- 生態学に関連するアカデミア内外で大活躍中の3名に、ご自身の研究内容や仕事内容だけでなく、生態学に関わりを持ったきっかけや中学~高校の様子を語っていただきます。Zoomミーティングを用いてリアルタイムで実施します。
- 久保 雄広(国立環境研究所)「経済学とマーケティングで生物多様性保全に挑む」
- 藤岡 春菜(岡山大学)「むし好きじゃないけどアリ研究者になりました」
- 藤木 庄五郎(バイオーム)「生態学者がアプリをつくる」
申込み手順
- 発表申込は大会申込サイトからオンラインで受け付けます。発表を希望する高校は、大会公式ホームページで随時最新情報をご確認ください。10月上旬頃に受け付けを開始し、2022年10月31日(月)23:59 を締切とする予定です。なお発表希望申込数が非常に多い場合には、申込先着順で打ち切る可能性もありますので、早めの申込みをよろしくお願いいたします。
- 発表申込者は原則、顧問の教員または保護者とします。要旨登録などの諸手続きに責任を負っていただける方にしてください。
- 発表内容の要旨(日本語で800字以内)は、2023年2月20日(月)23:59 までに同じく申込みシステムから登録していただきます。システムへのアクセス方法等は、大会ウェブページでお知らせします。
-
参加申込は、発表申込後に、学校(所属)単位でまとめて受け付けます。2023年2月20日までに、専用の参加申込フォームから登録を行なってください。参加申込フォームのURLは発表申込の締切後に、発表申込者あてにメールにて連絡する予定です。生徒(発表者・聴講者、人数に制限なし)および、顧問の教員等(1校につき2名まで)の参加費は無料です。発表登録をされた方は、参加登録は不要です(2月15日訂正) - 発表を行なわない
学校に所属の生徒が聴講を希望する場合は、大会の聴講者として通常の参加申込(中・高校生は無料)の方法によりお願いします。(2月15日訂正) -
みんなのジュニア生態学講座のみの聴講を希望される方は、2023年2月20日までに、
大会公式ホームページに用意する専用フォーム(大会申込サイトとは別です)大会申し込みサイトから申込を行なってください。申込者には会場となるZoomミーティングのURLを、会期前にメールにてお知らせいたします。なお、高校生ポスター発表(引率者含む)ならびに通常の参加申込をされている方は、大会会場のポータルサイトから直接アクセス可能ですので、改めて聴講の希望を申し込む必要はありません。(2月15日訂正) - 問い合わせは、大会公式ホームページの「お問い合わせフォーム」をご利用ください。
注意事項
- 申込内容や要旨の修正の要望が例年多数寄せられます。タイトルや発表者などの情報は、十分検討してから登録してください。今大会は、正誤表による修正は受け付けませんのでご了承ください。
日本生態学会第26回公開講演会
講演タイトル:変わる東北の生態系 -「今」 と 「これから」-
日時:2023年3月18日(土) 13:30~16:00
参加費:無料
(公開講演会はZoomウェビナーを用いてライブ中継されます)
数十年に一度の洪水から、千年に一度の大津波まで、生態系は様々な出来事に晒されています。生態系はある程度、このような出来事に対応する力を備えていますが、これまで経験がないような出来事が続けば、バランスを崩してしまう可能性があります。生態系の変化をいち早く捉えるためには、モニタリング(継続観察)が重要です。
本講演会では、東北の生態系で近年起こった変化や、将来起こりうる変化に向き合ってきた研究者が、活動を紹介します。私たちは、生態系の変化をどのように捉え、向き合えば良いのか、一緒に考える機会になればと思います。
- 仙台湾沿岸干潟における津波による変化と回復 / 鈴木孝男 (みちのくベントス研究所)
仙台湾沿岸域の干潟は、津波によって大きな影響を受けました。干潟に生息する底生動物(ベントス)も震災直後には減少しましたが、種数に関して言えば、その後1年でV字回復しました。このように津波の影響はベントスにとっては一過的なものであり、海域と干潟が分断されない限り、回復は意外に早いと思われます。しかし、その後の沿岸域における防潮堤建設工事等が二次的被害をもたらしたところも散見されます。これらの現状を紹介します。 - 南三陸町志津川湾でみられた環境変化 / 阿部拓三 (南三陸ネイチャーセンター)
南三陸町志津川湾は、暖流と寒流がバランスよく混ざり合う独特の海洋環境を背景に、生産性と多様性の高い海域として知られ、古くから漁業が営まれてきました。ところが、東日本大震災の影響や地球温暖化などにより、海中の環境変化は私たちが考える以上に早いスピードで進んでいます。この発表では、海の森や草原(藻場)の状況、近年特に顕著になりつつある魚類相の変化など、三陸の海の現状を報告します。 - 蔵王連峰におけるオオシラビソの集団枯損 / 千葉 翔 (山形県森林研究研修センター)
冬の樹氷で有名な蔵王連峰のオオシラビソ(アオモリトドマツ)林において、まとまった立ち枯れが発生しました。枯れた場所がどこかを調べることは、「今」を捉える第一歩として重要です。同時に、どのような森林なのかを観察することは、「これから」を予測するのに役立ちます。立ち枯れの位置把握に始まり、枯れた後の森林の更新についてお話するとともに、樹氷林の再生に向けた近年の取り組みを紹介します。 - 縮む社会における野生動物との向き合い方 / 江成広斗 (山形大学)
人の増加に伴う生態系の変化は地球規模に達しています。一方、社会の成熟化に伴い、人の減少が始まった地域もあり、東北地方はその先頭に立っています。人の減少は、生態系に新たな変化をもたらし、多くの人々にとって「望ましくない」影響もみられ始めました。この発表では、分布を回復・拡大しつつある哺乳類に注目し、縮む社会における野生動物との共存について、「かかわりの再生」をキーワードにそのヒントを探っていきます。 - 白神山地のブナ林100年モニタリング / 蒔田明史 (秋田県立大学;世界遺産白神山地ブナ林モニタリング調査会)
白神山地は、「動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本である」として世界自然遺産に登録されました。気候変動が顕在化していく中、本来直接的な人為の影響の及んでいないはずの世界遺産の森に、今どんな変化が生じているのか。24年にわたり延べ4000人・日以上が参加し、続けてきた核心地域での調査結果を紹介し、住民参加でモニタリングすることの意義を考えてみたいと思います。
司会 富松 裕(山形大学)
エコカップ
第70回日本生態学会サテライト企画「エコカップ2023フォトコンテスト エコロジストが見る世界」を開催します。フィールドで、実験室で、生態学者が見ている景色を共有することで、生態学の多様性と奥深さを共有するとともに大会参加者間の交流を目的としています。
要項
第70回日本生態学会大会参加者、もしくは生態学会員であれば誰でも応募および投票できます。スケジュールについては2023/2/1〜2023/3/14までを作品の受付期間とし、3/16正午から公開し、3/20までを投票期間と予定しています。
作品はWeb上のフォームで紹介文と共に投稿していただき、Webページ上で一般も含めて公開される形を考えています。投稿、閲覧、投票方法等の詳細については決定し次第、随時HPおよびSNS上で公開していきます。
部門
分類群に関わらず多様な研究が入り乱れる生態学会の雰囲気に沿いたいという思いから、今年度は分類群を問わない以下の4部門で作品を募集します。なお、応募できる写真は部門ごとに一人1点のみとします(例えば、萌える生き物部門1点、私のフィールド部門1点、生態学ヘタクソ写真選手権部門1点など)。
- 「萌える生き物」部門:
生物はそれぞれのニッチに対する適応が生み出した魅力的な姿をしています。皆様が知っている、「萌える!」という生物の写真を募集します。もちろん、植物、動物、菌類、細菌等分類群は問いません。 - 「私のフィールド」部門:
皆様の自慢のフィールドを写した一枚を募集します。多くの生態学者にとって「フィールド」は切っても切り離せないものだと思います。熱帯林から都市部まで、さらには実験室や計算空間など野外でない場所でも。各々が思う、多様な「私のフィールド」と、その魅力を教えてください。 - 「感動の瞬間」部門:
皆様が出会った「感動の瞬間」を捉えた一枚を募集します。送粉者の訪花や繁殖イベントの瞬間など生態学的に重要な瞬間であったり、調査中にふと見つけた一枚だったり。忘れられない瞬間を捉えた一枚を、そのときの感動も一緒に投稿してください。 - 「生態学ヘタクソ写真選手権」部門:
優れた研究の背景に無数の試行錯誤があるように、美しい1枚の写真の裏には無数の失敗がきっとあることでしょう。「ヘタクソ」写真の数は研究に捧げた情熱の大きさです。思わずクスッと笑える、愛すべき「ヘタクソ写真」を共有してください。
皆様の投稿をお待ちしています!
その他の情報
大会プログラムと要旨集
- ESJ70では、従来のような大会プログラム(PDF版および冊子体)や要旨集は作成されません。2022年12月下旬頃から、日程表や各セッションの講演情報などの情報(大会プログラムに掲載していた各情報)を大会公式ホームページで公開しますので、順次ご確認ください。講演要旨については、大会サイト(https://esj.ne.jp/meeting/abst/)にて2023年2月下旬より閲覧できる予定です(ZIP形式の圧縮ファイルでダウロード可)。また、大会プラットフォーム(ONLINE CONF)上でも2023年3月1日ごろから閲覧できるようになる予定です。
領収書
- 領収書は、大会申込サイトからオンラインで発行できるようになります。従来のような送付はありませんのでご注意ください。
大会プラットフォームの利用
- ESJ70では、大会プラットフォームとしてONLINE CONFを利用します。機能や詳細については https://agri-smile.com/service/online-conf/ をご確認ください。
- 大会プラットフォームへのログインには、大会参加者個別のIDとパスワードが必要になります。当日参加を含め、参加申込をし、参加費を支払が完了すると、後日、ログインIDとパスワードをメールにてお知らせします。
- 大会プラットフォームは、3月1日頃にすべての機能が使えるようになる予定です。大会開催日までに各自ログインいただき、操作方法等をご確認ください。
正誤表の廃止
- 今大会では、講演申込みや企画提案後の正誤表による修正を受け付けません。申込や講演要旨提出時に、内容に誤りがないか十分にご確認ください。特に学会参加経験の少ない学生は、タイトルや発表者情報などについて、指導教員などと十分に相談の上、お申込みください。
キャンセルポリシー
大会参加費
各大会について公表されている返金期限(今大会は2023年2月20日)以前に参加取消の申し出があった場合は、振込手数料等の経費を除き返金いたします。
各大会について公表されている返金期限経過後は、原則として返金いたしません。
ESJ70において講演できなかった際の研究成果の取扱
講演要旨を登録の上、期日までに大会参加費を支払った講演者は、以下の事由により講演できなかった場合でも、本学会大会講演要旨を公開しているウェブページ上の講演情報および要旨を本学会が業績として認めます。
- 火災、地震、気象災害、人災、感染症などによる大会の中止
- 大会プラットフォームの障害や大規模なネットワークの障害
ただし、大会参加費を期日までに支払わなかった場合、本学会大会講演要旨を公開しているウェブページから講演情報および要旨を削除し、プログラムに記載があったとしても、当該研究は業績として認定しません。
ESJ70参加者託児費補助
ESJ70の参加者がお住まいの地域にて、個別に利用した託児料金(シッターの利用や、保育園の一時保育等を想定)の一部を会期後に還元いたします(領収証もしくは利用明細を証憑とします)。対象期間は2023年3月17日(金)から2023年3月21日(火)となります。補助額は半額補助、ただし子供1人あたりの上限は5000円/日で、子供の数に制限はありません。また、申込数が想定を超えた場合は補助額が減額となる可能性があります。詳細は大会公式ホームページをご覧ください。
キャリアエクスプローラー(CE)イラストの表示
講演者である学生・ポスドクは、本人が希望する場合、求職中であることを示すキャリアエクスプローラーイラストを口頭発表やポスター発表の際に表示することができます。(公社)応用物理学会HP https://www.jsap.or.jp/jsap-meeting/career-explorer からダウンロードし、口頭発表のタイトルページやポスターのタイトル付近に表示してください。CEイラストの使用許可は取得済みです。
色覚多様性への配慮と快適なオンライン資料
日本人男性の約5%、日本人女性の約0.2%が赤と緑などの色の差を感じにくいという視覚特性をもっています(色弱者)。オンラインの発表では、演者がポインター等を使って文や図を指し示すことが難しく、色などを頼りに口頭のみで注目する箇所を指示してしまうケースも少なくありません(例:「図中の赤い丸で囲った部分が緑で囲った部分よりも大きく変化しています」など)。このような発表は、色弱者にとってわかりづらい発表になります。実際、完全オンラインの前回大会では、色の使い方が原因で発表が理解できなかったかりという意見を多く聞きました。このような状況を踏まえ、オンラインの発表では今まで以上にカラーバリアフリーへの配慮が必要といえます。端的にいうと赤や緑を使わずにオレンジや青を使うようにしたり、色に頼りすぎないレイアウトをすることが大切です。その他の注意点については、伝わるデザイン(https://tsutawarudesign.com/universal1.html)などを参考にしてください。
読みやすく見やすいデジタル資料を作るためには、フォントの選択も重要です。ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)は、誤読を減らすだけではなく、通常のゴシック体や明朝体に読みづらさを感じている人にとっても優しいフォントです。なお、画面上で表示するフォントならば、明朝体よりもゴシック体のほうが圧倒的に読みやすいです。資料のバリアフリー化を意識するなら、BIZ UDP ゴシックなどがおすすめです。
長時間画面を見続けることは、聴衆にとって大きな負担になります。目の負担を軽減するためには、背景と文字色のコントラストを少しだけ弱くすると良いと言われています。背景が白いなら、少しだけ明るい黒(グレー)の文字を使うのが有効です。また、背景に淡い色を使うことで黒い文字とのコントラストを小さくするのも目の疲れを軽減できます。文字と背景のコントラストを小さくすることは、視覚過敏症をもつ人にとってのバリアフリー化にも繋がります。
障がい者への配慮
「障害者差別解消法」に基づく配慮を行ないますので、大会参加に際して、配慮を必要とされる方は、大会公式ホームページにある「お問い合わせフォーム」からご相談ください。講演を希望される方は、できるだけ2022年10月31日までにご相談ください。
ご意見
大会企画委員会では、大会運営についてのご意見を随時受け付けています。大会公式ホームページにある「お問い合わせフォーム」からお寄せください。
大会企画委員会
企画委員長 | 細 将貴 (早稲田大学) |
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企画副委員長 | 大澤 剛士 (東京都立大学) |
運営部会 | 才木 真太朗、小林 卓也、高野 宏平、京極 大助、橋本 洸哉、境 優、松岡 俊将、入谷 亮介、立木 佑弥、田邉 晶史、潮 雅之 |
シンポジウム部会 | 大舘 智志、小山 明日香、德田 誠、栗原 洋介、渡部 俊太郎、野田 響、東 若菜、井坂 友一、今井 伸夫、児島 庸介、小林 知里 |
ポスター部会 | 服部 充、平野 尚浩、平山 貴美子、松橋 彩衣子、長谷川 成明、山尾 僚、江川 知花、中西 希、細川 貴弘、山下 聡、島田 直明、樋口 裕美子、柴田 あかり、小出 大 、友常 満利 |
高校生ポスター部会 | 望月 昂、勝原 光希、城野 哲平、宮崎 佑介、佐賀 達矢、坂田 ゆず、酒井 聡樹、鏡味 麻衣子、中濱 直之、中原 亨、宮田 理恵、山﨑 曜、小峰 浩隆、桜井 良 |
発表編成部会 | 冨松 元、松崎 慎一郎、赤坂 卓美、源 利文、森 英樹、榎木 勉 |
英語セッション部会 | 辰巳 晋一、上村 真由子、入谷 亮介、森井 悠太、福森 香代子、水元 惟暁、門脇 浩明、畑 啓生、塩尻 かおり、小林 真 |
大会実行委員会
大会会長 | 河田 雅圭 (東北大学) |
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大会実行委員長 | 彦坂 幸毅 (東北大学) |
実行委員会メンバー | 占部 城太郎 (総務) 、近藤 倫生 (総務・協賛) 、陶山 佳久 (協賛) 、深澤 遊 (オンライン会場) 、牧野 渡 (ハイブリッド運営) 、牧野 能士 (アルバイト係) 、川津 一隆 (懇親会・交流会) 、大野 ゆかり (託児) 、富松 裕 (公開講演) 、千葉 聡 (危機管理) 、河田 雅圭 (エコカップ) [企画委員会兼任 : 田邉 晶史 (ウェブ) 、平野 尚浩 (ポスター) 、酒井 聡樹 (高校生ポスター) 、冨松 元 (プログラム) ] |