| 要旨トップ | ESJ56 企画集会 一覧 | 日本生態学会第56回全国大会 (2009年3月,盛岡) 講演要旨


企画集会 T24 -- 3月21日12:00-14:00 B会場

博物館の生態学・生態系インタープリター協働企画 〜生態学の社会教育への新展開〜

企画者: 金尾滋史(多賀町立博), 佐久間大輔(大阪自然史博), 日鷹一雅(愛媛大農・共通教育部会), 鈴木まほろ(岩手県博)

日本生態学会では生態学教育専門委員会を中心に、生態学の適切な教育事業を展開し、主に高校教育、大学教育への普及を進め、今後の生態学の発展を占う上でも重要な役割を果たしてきた。しかし、ひとくちに生態学教育といっても、幅広い主体を対象にした社会教育あるいは初等教育など、社会構造の裾野に及ぶ生態学教育の展開は生態学会関連でも展開されておらず、これからの課題であるといえる。

一方で近年は生態学を基盤とする活動が学校教育機関のみならず、多様な主体で増加しており、生態学を広く地域の社会教育・生涯学習に組み込む重要性が増している。生態学教育機関としての博物館、大学、そしてNPOへのニーズは今後一層高まるだろう。

そこで本集会では、幅広い社会教育・生涯学習を展開している先駆的な生態学教育活動について、その理論と実践について紹介いただき、相互交流を進めると同時に、生態学教育の現状課題を抽出、共有する。重ねて、生態学教育の場としての博物館、大学、NPOの位置づけとあり方についても議論したい。

なお、会場には各博物館の学習グッズ (ツール、ワークシートやパンフレットなど)の陳列、 および各館の教育普及関係の出し物やグッズ紹介も予定している。

コメンテーター:

西脇亜也(宮崎大農)生態学教育専門委員会から

日鷹一雅(愛媛大農・共通教育部会)愛媛大における環境ESDの展開

[T24-1] 生態学は社会教育にどうせまる? 〜自然史系博物館の役割〜  *金尾滋史(多賀町立博), 佐久間大輔(大阪自然史博)

[T24-2] 地域社会の要としての エコミュージアムの深化 *浜本麦, *浜本奈鼓(重富干潟小さな博物館・くすの木自然館)

[T24-3] サケが切り身で泳ぐ日 〜博学連携による生涯学習の普及と人材育成〜 朝日田卓(北里大・海洋生命)


日本生態学会