| 要旨トップ | ESJ56 企画集会 一覧 | | 日本生態学会第56回全国大会 (2009年3月,盛岡) 講演要旨 |
企画集会 T27 -- 3月21日12:00-14:00 G会場
水田水系を話題の中心にして、生態ネットワークの重要性について理論・実証・保全の観点から議論する。一般に、メタ個体群の持続可能性はその構成(生息域の連結・大きさ)によって著しく変化することから(Hakoyama & Iwasa, 2005)、生息地ネットワークのデザインが個体群の存続を大きく左右する。しかしながら、具体的な水生生物の生息地ネットワークに関する研究は少なく、生物の生息地間の回廊についての理論的な背景も充分とはいえない。魚類などの生息地利用・分断化・ネットワーク修復についてPVA(population viability analysis: 個体群存続リスク分析)で評価する方法論を扱う。
[T27-1] 湖沼・水田水系におけるフナ類の生態ネットワークとPVA
[T27-2] 複雑ネットワークと生物の保全:湖沼・水田水系への応用を目指して
[T27-3] 水田水域における魚類の保全−水田生態工学の視点から−
[T27-4] 湖沼・水田水系におけるフナ類の繁殖地好適性:稚魚密度、稚魚サイズ、移動に着目して
[T27-5] 湖沼・水田水系における外来魚の移動パターンと捕食ポテンシャル
[T27-6] 湖沼水系における在来魚生息地ネットワークの好適性評価:安定同位体を用いた魚類の移動推定