| 要旨トップ | ESJ58 企画集会 一覧 | 日本生態学会第58回全国大会 (2011年3月,札幌) 講演要旨


企画集会 T08 -- 3月9日 9:30-11:30 C 会場

琵琶湖淀川水系における外来種管理:モデルケースの提示と今後の課題

企画者: 岩崎敬二(奈良大・教養), 中井克樹(琵琶湖博物館), 村上興正(京都精華大学)

多数の固有水生生物種を育む琵琶湖・淀川水系には、外来生物法で特定外来生物に指定された種を含め数多くの侵略的外来種が侵入し、在来種や群集への大きな脅威となっている。そのため、琵琶湖・淀川水系では、様々な分類群の特定外来生物に対して、滋賀県をはじめとする行政と研究者、市民団体が参画した管理や駆除が行なわれている。その中には、日本の中では先進的な取り組みや、今後の外来水生生物管理のモデルケースとなりうるものも多い。

そこで、この企画集会では、そういった取り組みを紹介し、今後の課題について議論して、日本での外来水生生物管理の一層望ましいあり方を模索していきたい。なお、この集会は、日本生態学会近畿地区会自然保護専門委員会が主催し、その活動の一環として開催される。

総合討論の司会:岩崎敬二

[T08-1] 総論および淀川の外来生物の現状と課題 村上興正(京都精華大学)

[T08-2] 琵琶湖水系における外来魚類の現状と課題 中井克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)

[T08-3] 琵琶湖淀川水系における外来水草の現状と課題 野間直彦(滋賀県立大・環境科学)

[T08-4] 滋賀県による外来生物に関する取り組み:条例施行と現状調査 高倉猛(滋賀県自然環境保全課),*中井克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)


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