| 要旨トップ | ESJ59 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第59回全国大会 (2012年3月,大津) 講演要旨
ESJ59/EAFES5 Abstract


シンポジウム S08 -- 3月19日 9:00-12:00 A会場

生態資源をめぐる環境問題と生態学

企画者: 酒井 章子(地球研), 石井 励一郎(JAMSTEC), 山村 則男(地球研)

グローバル化が進み地球環境問題が深刻になっている現在、あらゆる生態資源は、広い意味での共有資源だと捉えられつつある。共有資源の管理は、環境問題においてもっとも中心的な研究課題の一つとなっており、どのような条件のもとで生態資源が持続的に管理・利用できるのか、さかんに研究されている。しかし、それらの研究は、主に利用者の相互監視や共同体の性質、問題解決の仕組みなど、利用者側の要因に焦点をあてたものが多く、資源の更新時間や予測性といった性質との関連の検討は不十分である。このシンポジウムでは、共有資源の生態学的性質が利用者や利用の仕方を規定するという面に焦点をあて、このことが持続的に利用するための仕組みや制度にどのような示唆を与えるのか議論を行いたい。

司会 山村 則男・石井 励一郎

コメンテーター:河田 幸視(帯広畜産大)、秋道 智彌(地球研)

[S08-1] 生態資源をめぐる環境問題を生態学的に考える:草原と熱帯林の比較から 酒井 章子(地球研),石井励一郎(JAMSTEC)

[S08-2] 東アフリカ乾燥地域に暮らす牧畜社会における生態資源とその利用 目黒 紀夫(東大新領域)

[S08-3] 海洋生物資源の生態学的特徴と共有資源としての利用を巡る諸問題 白木原 国雄(東大新領域/大気海洋研)


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