| 要旨トップ | ESJ61 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


シンポジウム S16 -- 3月15日 14:30-17:30 H会場

次世代の社会・経済を捉えた生物多様性の社会への内在化に向けた産官学連携

企画者: 西田貴明

2010年のCOP10で採択された「愛知目標」の達成や「生物多様性国家戦略2012-2020」、「生物多様性地域戦略」等における目指すべき姿の実現のためには、これまで以上の多様な主体による連携と協働により、いかに戦略的かつ迅速に行動するかが鍵であり、生物多様性を社会の一分野としてではなく、生物多様性を社会に内在化させることにより、社会の諸課題の解決にも寄与しつつ、結果として生物多様性が保全される成熟社会を構築することが求められる。特に、グローバル資本主義の拡大、心の豊かさの重視、東日本大震災、人口減少・無居住化等の社会のドラスティックな変化も踏まえつつ、本シンポジウムにおいては、生態学と政策のつながりを強化する観点から、生態学のみならず、多様な分野の主に若手・中堅の研究者・実務家による話題提供により、生物多様性の社会への内在化や具体的な行動を阻む要因、さらには次世代の生物多様性政策の方向性等について議論したい。(若手研究者、生態学者からそれぞれ2名程度コメント、総合討論の予定)

[S16-1] 趣旨説明・経済社会下における生物多様性の展開に向けた論点  *西田貴明(三菱UFJ),岩浅有記(国土交通省)

[S16-2] 生態系情報を活用した次世代の生物多様性政策の方向性  中山直樹(環境省)

[S16-3] 生物多様性の歴史的背景の解明と人口減少社会における保全施策  深澤圭太(国立環境研)

[S16-4] 人口減少・成熟社会におけるグリーンインフラストラクチャーの推進  *岩浅有記(国土交通省),阿部剛志(三菱UFJ)

[S16-5] 地域の保全活動を担う人材育成と主体間コミュニケーション  相川高信(三菱UFJ)


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