| 要旨トップ | ESJ61 企画集会 一覧 | | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨 ESJ61 Abstract |
企画集会 T20 -- 3月18日 9:30-11:30 B会場
遺伝子発現など、分子生物学の手法で測定が可能となった分子表現型の季節動態を「分子フェノロジー」と呼びます。一連の研究がスタートする前の直観に反し、遺伝子発現は冬季においても活発な変動を示し、年間を通じてそれぞれの遺伝子が特異的な季節動態を示すことが明らかになりました。また遺伝子によっては、特定の時刻や環境要因に対して精度高く応答するとともに、他の要因に対しては頑健であることも示されつつあります。このような特性のために、分子フェノロジーはモデリングの手法と合わせることによって、開花や展葉といった植物フェノロジーの初期徴候を診断し、地球環境変化に対する将来の応答を予測するといったことに使えることがわかりました。本企画集会は、分子フェノロジー研究の最新の成果についての話題提供を受けるとともに、フェノロジー・気象観測の自動・リモート化と遺伝子発現技術の網羅化がもたらした大量同時データをどのように活用するかについて議論を深めることを目的とします。
[T20-1] トランスクリプトーム・フェノロジーの観測と理解に向けて
[T20-2] 開花遺伝子を軸にした大規模同調開花メカニズムの解明
[T20-3] 環境DNAとフェノロジー研究: 現状と未来
[T20-4] 植物が利用可能な環境情報:センサとしての植物利用