| 要旨トップ | ESJ66 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨 ESJ66 Abstract |
自由集会 W19 3月16日 18:45-20:15 Room A
世間ではビッグデータの時代といわれて久しいが、それは生態学になんらかの革新をもたらすだろうか。人工衛星など観測技術やインターネットの発展のおかげで、研究に用いられそうなデータはどんどん蓄積されている。一方で、そのようなデータを生態学の研究に用いることに一抹の不安を抱く研究者も多いだろう。たとえば、インターネットから無償でダウンロードできるデータ。精度は低いがとにかく大量にあるデータ。これといった研究に用いられることもなく眠っているレガシーデータ。この集会では、これらのデータに光を当てることができるかもしれない、ビッグデータ時代に注目されている統計モデリングやシミュレーションモデリングの紹介と、研究の実例を紹介する。従来は評価がむずかしかったこと、たとえば陸上・河川・沿岸の各生態系のつながりなど規模の大きな現象が、新しい考え方によって定量的に評価できるようになるかもしれない。ぜひこの集会で新しい技術と哲学にふれてほしい。
[W19-1]
ビッグデータと生態学:イントロダクション
Big data science and ecology: an introduction
[W19-2]
関数データに基づく経時測定データの統計分析
Statistical analysis for longitudinal data via functional data analysis
[W19-3]
スパース推定で生態学のビッグデータに挑む
Challenging to analyze ecological big data using sparse estimation
[W19-4]
京都府由良川流域における生態系サービス評価と将来予測
Evaluating and predicting ecosystem services in the Yura River watershed, Kyoto